【随筆】ゾンビは人に進化する


TwitterがXになって稼げるようになって、今はインプレゾンビで溢れている。Youtubeに商品紹介動画が増え、ステマが増え、最終的には文字と画像の動画だらけになったような数年のプロセスを一瞬で経たようだ。

インプレゾンビのヤバいところはトレンド機能を完全に殺しきっているところだと思う。TwitterがXになる前から、トレンドのワードを無闇矢鱈に組み入れて宣伝やアフィリエイトを行っているアカウントはいくつかあった。だが、それでもトレンドワードに対する情報は分かる程度の量だった。今はもう何が何だかわからない。

トレンドが機能しなくなってきて自分はTwitterを殆ど見なくなった。地震の情報などは早く分かるので少しは見るが、以前のような"流行"を知ることには使えない。

AIインフルエンサーがより高度で総合的なものになれば、もはやTwitterのような"稼げるSNS"は社会ではなくてAIによる疑似社会、人形劇メディアになってしまう。インプレゾンビのように、明らかにbotと分かるアカウントは可愛いものなのだ。気づいてないだけで既に人間ではない人間のようなアカウントがたくさんあるのかも。


こういう世界観を王城夕紀の作品で読んだ。話はもうあまり覚えてないけれど、資本主義(祝祭資本主義?)に関する対立が進んでいた世界だった気がする。結構今のSNSを予見している感じだったと思う。
物語自体には、そこまでSNSは出てこなかった気がするけれど…まぁ気になったら勝手に読んでみてほしい。



とにかくblueskyを始めてみたけれど、なんとなくコレジャナイ感がある。面白くないことはないんだけれど…

インターネットはどうなるのだろうか…




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