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振り返るということ

最近不定期での読書会を始めた。
いつか一緒に何かやりたいね、と話していた友人から

「この本は内容もいいし、章ごとに読者に対して問いかけがあったりするので、二人三脚読書会なんてどう?」

なんて連絡をもらった。
小さいけどなかなかいいスタートだなと思った。

読む章を決めて感想を言い合い、質問に一人ずつ答えていく。
その過程で話が飛んだりすることもあるんだけど、
確実にその人のことを深掘りする質問になるので、自分と相手の輪郭がはっきりしていくような時間になっている。

これからも不定期で進めていくと思うんだけど、
途中で話題に上がった振り返りの仕方についてのトークが面白かったので
シェアします。

振り返りの方法

1. 出来事を振り返る
2. そこで何を感じたか/どう思ったかを書き散らす(→発散)
3. 自分の行動パターンをまとめる(→収束)
 2で集まった自分の行動パターンを「つまり私ってこういうシーンでこういうふうに思うんじゃないの?」という法則を見つけていく。
 収束していくと脳の引き出しが整理できるので、記憶の場所を取らなくて良くなる。
4. 収束したものをさらに圧縮する
 行動パターンから、どんな人なのかというところまでまとめる。以下略。


思えば、自分のために振り返りというものをやったことがあっただろうか。
会社勤めしていた時は、振り返りや目標設定なんて会社に納得してもらうための材料だった。

というのも、目標設定に自分がいないからなのだ。
自分が人生をどうしていきたいか一緒に話せない人に聞かれる、
「3年後どうなっていたいですか?」
という質問は聞かれた人に都合の良いようにやり過ごすしかなかったのだ。

自分のことを洗いざらい話して、会社にそれが受け入れてもらえると思えなかったからだ。だから話せている人を見るとすごいなと思ったし、羨ましいなと思った。いつも振り返りには自分がいなかった。

フリーになって、自分の回答が誰の評価にも影響しない状態になって数年して、初めて振り返りとは・・・と考えてみた。

そう振り返ると良いんだろうな、振り返ってみたい、と思っただけでも
なかなかな変化だと思うわけです。

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