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優しさに包まれて

学校怖い娘(小3)
今も変わらず付き添い登校しています。

毎朝必ず顔を合わせるのが車通りの多い横断歩道で子供達の安全を見守ってくれたり校門の出入りを管理するおじさん。

娘の学校には数名、見守りのおじさんがおります。
おじさんというよりおじいさんですね。シルバー世代です。

雨の日も風の日も暑い日も寒い日も
毎日、朝と下校時、子供達の安全を守ってくれています。
おそらくボランティアに近い形だと思います。
私が小学校の頃は保護者が当番制で行っていました。
娘の小学校では保護者はこちらの出番はありません。ありがたいです。
毎朝挨拶と感謝の言葉を伝えて娘と学校に行きます。

「おはようございます。いつもありがとうございます」
「おはようございます。ご苦労様です」
「暑い中、ありがとうございます」
「寒い中、ありがとうございます」
「雨の中、ありがとうございます」

上記が毎朝年間通してのレパートリーです。

娘を学校に見送り自宅に戻る時は、おじさんも学校に戻る時間なので
すれ違いになることも多く、そこで話すことも増えました。

「大丈夫だよ。そのうち一人で学校行けるようになるよ」
「お母さん毎朝ごくろうさまね」
今ではすっかりご近所さん状態で帰りがけに話し込んだりもします。

おじさんの人生について話を聞いたり、今の学校とは…について話を聞いたり、病気の話しやら近所の病院の移転話とか本当に色々です。
もっぱらおじさんの話しを聞くことが多いです(笑)
「我々の時代は……」という話も多いのですが、やはり人生の先輩ですから、勉強になることもあるしご苦労もされてきているご様子。
そして何より気分転換にもなり元気をもらえます。

先日、「風になってしまいたい」と思っていた時期。
一人のおじさんが
「お母さん!最近、表情が疲れてるね!」って
ニコニコしながら声をかけてくれました。
ハッ!としました。

たしかに風になりたいと思っているくらいしんどかった。
無意識にとんでもなく暗い表情をしていたのだと思います。

ある日ののおじさんは
昨日、娘の下校時に「もう一人で学校いけるんじゃないか?」って話をしてくださったようで、その話をしてくれました。
娘はニヤニヤしながら「無理だよ〜無理~」って即答していそうです。

「うちは6年生までずっと付添い登校かもしれないですよぉ。」なんて話しましたが
「いやいや大丈夫だよ。いい子に育っているよ。あと少しだよお母さん。あと少し!」って!

色々な話をしながら最終的に
「毎日、黙って一人で子育てしていたら辛くなる。少し話すだけで親御さんの気分が楽になることもあるからねぇ」
という言葉をいただき、
このおじさんたちは、娘だけではなく親子をいつも見守ってくれているんだって感じました。
私は小学校にママ友とかおりませんし、いつも孤独だけど、一人じゃないんだって、すごく温かい気持ちになりました。

つい先日まで、地獄のどん底のような気持ちに陥り、生きていくことがすごく辛くて「風になってしまいたい」とまで思いましたが、
今、優しさにつつまれているなと感じる日々に変わってきています

今日もお読みいただきありがとうございました。


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