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思い出を、超えていけ。ダブルアニバーサリーデー名場面をプレイバック!

こんにちは、マーケティング・コミュニケーション部の中澤です。

今年、ホークスは球団創設85周年・ドーム開業30周年を記念したイベント『ダブルアニバーサリーデー』を開催しました。

全6回にわたり、ドームで積み重ねてきた30年の歴史の中から象徴的なシーズンを復刻していくことで、ご家族や友人と一緒に「あの時のホークス、あの時のドーム」へ思いを馳せてほしいという思いで行った本イベント。

毎回趣向を凝らして作り上げ、先日9月8日に最終回を終えることができました。

ファンの皆さま、楽しんでいただけたでしょうか?

ダブルアニバーサリーデーに取り組む中で、職員としても感慨深さを感じる出来事が数多くありました。

そこで、今回のnoteでは私が選ぶ「ダブルアニバーサリーデー 名場面」を紹介したいと思います。

福岡ドームが誕生した1993年までさかのぼって、一緒に思い出を振り返っていきましょう!

①森口博子さん、30年越しのバッターボックスへ

第1回となる4月2日。ゲストとして登場いただいたのは福岡県出身のタレント・森口博子さん、OBの湯上谷竑志さんでした。

なんと、森口さんには30年前のドーム最初の公式戦でも始球式で"バッター役"を務めていただいており、当時と同じシチュエーションが実現。
30年の時を経て再び同じ場所に立つというメモリアルなセレモニーで、記念すべきダブルアニバーサリーデーが幕を開けました。

左:2023年 右:1993年

※森口さんに当時の思い出やホークス愛を語っていただいたインタビューはこちら

②過去にタイムスリップ!懐かしのビジョン演出が復刻

ダブルアニバーサリーデー当日は、ドーム開業当時のビジョン演出の復刻も。

私は当時のビジョンを生で見たことはないのですが、ドームが30年前にタイムスリップしたような不思議な感覚になりました。

当時を知る方も、知らない方も、ドームの歴史を感じられる一時となったのではないでしょうか?

③工藤・城島。1球限りの師弟バッテリー復活!

第2回・5月4日には工藤公康前監督、城島健司会長付特別アドバイザーがバッテリーを組みスタンドを沸かせました。

1999年のダイエーホークス初優勝の立役者となった2人が、福岡の地で進化を続けてきた今のホークスの礎を作ったと言っても過言ではありません。

工藤さん、見事なストライク投球でした!

④あなたの記憶に残るスローガンは…?

ダブルアニバーサリーデーでは毎試合、ご来場いただいた皆さまに記念グッズの配布も行っていました。
その中でもホークスの歴史を感じられる1品が、第4回・6月24日に配布した「スローガン手ぬぐい」

一覧で眺めると、スローガンひとつひとつにそのシーズンの思い出が詰まっているような気がして懐かしい気持ちになります。

ちなみに、私のお気に入りは2017年の「1(ワン)ダホー!」

込められた意味や語感が気に入っていることはもちろん、入社後に初めてリーグ優勝・日本一を達成した年のスローガンなので、記憶に残るスローガンとなっています。

ファンの皆さんも過去のスローガンを見ながら当時の記憶をよみがえらせて、思い出話に花を咲かせてくれたのではないでしょうか?

④KING OF CLOSER サファテの帰還

第5回・8月19日にはホークスファンが待ち望んだ瞬間が。
シーズン最多セーブ記録保持者で、惜しまれながらも2021年に引退した守護神 デニス・サファテさんが来日して、1,253日ぶりにPayPayドームのマウンドに上がりました。

選手たちとの再会、円陣への飛び込み参加、そして感動のセレモニー…

濃すぎる2日間の全貌は公式YouTubeにまとめていますので、ぜひご覧ください!

心震える登場曲と共に現れ、マウンドで見せる圧倒的な存在感。
チームを勝利に導く魂の投球。

ホークスの歴史を語るうえで欠かせない、記録にも記憶にも残る選手だったことは間違いありません。

この日、チームを鼓舞してくれたように、これからもホークスのことを見守っていてくれていると思うと心強いですね。

海の向こうのサファテさんに良い知らせを届けられるように、チームもファンの皆さんもホークス一丸となって、今後も頑張っていきましょう!

⑤ファンの皆さまの協力で実現!過去と現在の写真を比べてみた

最終回・9月8日には、ファンの方に投稿いただいた思い出の写真をつないだ特別ムービーも公開しました。

写真から伝わってくるのは、ドームとともに時を過ごし成長してきた、それぞれのストーリー

ドームにはファンの皆さんの思い出がたくさん詰まっていることを実感し、思わず目頭が熱くなりました。

ご参加いただいたファンの皆さま、本当にありがとうございました!

おまけ:ドームへの愛着を込めたダブルアニバーサリーユニフォーム

ダブルアニバーサリーデーで選手たちが着用しているユニフォームは、このイベントのために開発した特別なユニフォームです。

1993年の福岡ドーム開業時に選手が着用していたユニフォームをベースに、伝統のラケットラインと胸番号を再現。カラーは1999年に福岡ダイエーホークスとして圧倒的な強さで初の日本一を成し遂げた時に身にまとっていたビジターブラックを基調に、ドームの屋根をイメージした「ルーフゴールド」を差し色として使用。

デザインのポイントとなっている「ルーフゴールド」は、その名の通りPayPayドームの屋根の色。実は建設当初はシルバーだった屋根の色が、現在は経年変化でブロンズのような色味になっています。

色の変化は計画時から見込んでいたとのことですが、ドームの歴史を刻む色としてドーム開業30周年を記念するユニフォームデザインに採用しました。

長い間ホークスの本拠地として数々の激闘の舞台となってきたドームの歴史を知ると、より愛着が湧いてきますね。

ドーム建設当時の舞台裏や設計担当者の想いをテレビ西日本様に取り上げていただきました。当時の貴重映像をぜひご覧ください!

イベントを終えて思うこと

振り返ると、たくさんの思い出が生まれたダブルアニバーサリーデー。

この1年間、ドームができてからの歴史を紐解いたり、ここで起きた出来事を追体験するように数々のゲストを迎えイベントを行ってきました。

過去を辿っていくと、チームも選手たちが入れ替わりながらも伝統を受け継いで歴史を作ってきたように、ファンの皆さんとも一緒に年を重ねながら、共に成長してきた30年間だったんだなと実感します。

個人的な話になりますが、くしくも私はドームと同じ1993年生まれの30歳。ダブルアニバーサリーの企画に携わりながら、ドームと一緒にここまで成長してこれたような感慨深い気持ちになりました。

しかし、ダブルアニバーサリーデーのキャッチコピーは「思い出を、超えていけ。」です。

過去の思い出に浸るだけではなく、
今がこれからの未来を切り拓いていく出発点。

みんなの思い出が詰まったドームで、これからも思い出を更新していけるような新しいエンタメを創り出していきたいと決意を新たにしました。

最後に、ホークスのダブルアニバーサリーを記念して制作いただいた、福岡県出身のサウンドプロデューサー「松隈ケンタ」氏が率いるロックバンド「Buzz72+(バズセブンツー)」が歌う「KIDS ARE ALRIGHT」の歌詞を綴って、このnoteを締めたいと思います。

つまずいて不安になって
繰り返されてく毎日
繋がってる事も 忘れそうになる

そんな時に僕らを 勇気づけてくれる場所が
この街にはあるんだ

改札人混み かき分けて
あの川沿い 駆け抜けた
高鳴る胸あの曲を口ずさむ

精一杯叫ぼうぜ
共に歩み続けた軌跡
子供の頃夢中になった景色が今も
ここにあるんだな

さぁ手を振りかざせ
共に歩めるという奇跡
何年だって何十年だって
受け継がれてきた
夢をつないでくストーリー

https://www.youtube.com/watch?v=VMkCcjTwA9I&t=43s

ホークスと福岡の街、ファンの皆さんとの関係が、この先の未来もつながっていきますように。

30年後も50年後も、よろしくお願いいたします!

(マーケティング・コミュニケーション部 中澤 佑輔)

★この場で紹介しきれなかったダブルアニバーサリー情報はこちら


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