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中国に6年4ヶ月駐在した私が見た自動車/CASEの世界

 ”自動車業界は100年に1度の大変革が起きている”と言われる今、中国大陸では様々なスタートアップ企業やCASEを中心とした数々の”次世代ビジネスモデル”が生まれ、それら企業で働く20-30代の若者の目は輝き、中国の街は活気に満ち溢れていた。とある日、某EVメーカー創業者と食事をしている際、彼は私の耳元でこう呟いた。

”この100年に1度のタイミングを前にして、俺は人生賭けたいと思ったんだ”

 2013年から2020年まで約6年4ヶ月、上海/大連/北京/深圳の4ヶ所に駐在し自動車業界で仕事をしていた私は、中国で数えきれないほど刺激的な世界を見ることが出来た。この経験は私にとって一生の財産である。改めて中国でお世話になった皆様に深く感謝の意を表したい。

 一方で私は焦りも感じた。これまで世界的なブランドとして地位を確立し、日本の経済成長に大きく貢献した日本の自動車産業が、この100年に一度の大変革に適応出来なかったらどうなるのか、と感じたからだ。この大変革の中で勝ち残っていくためには、もはや企業単位ではなく、国が一丸となる必要がある。

 本noteでは、これまで私が見てきた中国の企業やビジネスモデルを可能な範囲で解説していき、それが各企業やビジネスパーソンが所謂”次世代ビジネスモデル”を築く上でのヒントとなり、日本の自動車産業そして日本の経済発展に貢献出来れば幸いである。

SOEV





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