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タイの伝統工芸品ヤーンパオバッグとは?

はじめまして!
タイに200年以上続く伝統工芸品、ヤーンリパオバッグを扱っているSoeru yanlipao bags 店主の土橋です。

この聞きなれない名前のバッグ…「ヤンリ…パオパオ?」…呼びにくいですよね💦
実はヤーンリパオ(タイ語)という名前のツル性植物を素材として編まれているので、このように呼ばれています。

ツル性のヤーンリパオ

このヤーンリパオ編みの歴史は200年以上あり、今はバッグが主流ですが、昔は檳榔(びんろう)を載せるお盆、煙草や果物などを入れるカゴ、僧侶に食べ物をお供えするときのお盆などの生活用品が作られていました。

檳榔を入れるお盆
果物を入れるカゴ


このバッグの素材となっているヤーンリパオは、ゴムの木の近くに自生し、その幹や葉を使用して編まれています。

ヤーンリパオは、しなやかで強度があるため、色々な形に編んでいくことが可能です。そのため柔らかなカーブが必要なカゴやバッグなどを編んでいくのには、最適な素材だと言えます。

また虫にも強いため、世代を超えて色々なシーンで用いられてきました。

汎用性のある入れ物


そんな素材としては優秀なヤーンリパオバッグですが、1つのバスケットバッグを作成するのに2ヶ月ほどの時間を要することと、編みの技術が細かくて難しいという点から、現在では深刻な後継者不足で「dying art(失われつつある芸術)」と呼ばれています。

一つ一つ手作業で編まれていく
綺麗に模様を出しながら編んでいくのは神経を使う作業

Soeru yanlipao bagsでは、ヤーンリパオバッグの魅力が少しでも多くの方に伝わるように、ヤーンリパオバッグやタイについての発信をこれから行っていきたいと思います。

是非、インスタグラムやWeb shopにも遊びに来てくださいね!

※無断転載をお断りさせていただいております。


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