見出し画像

「新入社員になったつもりで」は簡単ではありませんが、目指すべきです。

違う職種や分野が今までと異なる異動となった人の挨拶で「新入社員になったつもりで」という言葉をよく聞きます。「新入社員になったつもりで」の新入社員は新卒の大学や高校を出たての社員を誰もがイメージします。「新入社員になったつもりで」は、新入社員ではないけれど、素直に学び一生懸命やりますという意思表示と言えるでしょう。この挨拶の言葉は職場では慣例のようなものですので、この挨拶が言葉通り実行されたかなど誰もチェックすることはありません。

しかし、中高年で転職した場合は、慣例でなく「新入社員になったつもりで」言葉通りに意識を変えて、行動する必要があると思います。
・きちんと挨拶する。
・素直に指導を受け入れる。
・わからないことは、若い同僚であっても頭を下げて、聞く態度をとる。
「基本的なこと、それくらいできるよ」と思われるかもしれませんが、本当に厳格に「新入社員になったつもり」ができている中高年は少数派だと思います。実はこのような心構えをした方が、後々楽なのです。

前の会社の文化で凝り固まった意識や価値観のままで、新しい職場に入ると周囲との人間関係が自分の心と摩擦を起こします。その摩擦が自分がみじめになったり、孤立したりということに表れます。中高年は、新しい職場では、新しいものを学ぶと同時に自分の中に染みついた古いものをバンバン捨てる必要があると思うのです。

中高年は転職したら「新入社員になったつもりで」新しいものを学び、古い意識や価値観をバンバン捨ててください。

ただし、「新入社員になったつもりで」働いていると、ひとつだけデメリットがあります。ダメな人が近づいてきます。ダメな人への対応は別の機会にお話しします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?