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登校しない選択

発達に特徴のあるお子さんの支援や
発達に関する講座をさせていただいている。

先日お会いした方は
発達障害と言われるお子さんを育てていらした。

そのご家族はアメリカに住んでいらした時期があり
お子さんに発達障害があると診断を受けると
学校側が、あっという間に支援体制を
整えてくれたという。

でも、お子さん自身は
その手厚いサポートが苦痛で
学校に行きたくないと訴えた。

しかし学校側は
こんなにサポートが整っているのだから
登校するべきだと、譲らなかったらしい。

お母さんも、有難い支援だと思いつつも
追い詰められているお子さんの姿を見て
日本へ帰国することを選択した。

帰国して、お子さんは
めでたく(?)登校を拒否した。

そのおかげで、ずいぶん落ち着いたという。

海外の特別支援教育は
素晴らしいと絶賛する方もいる。
もちろん、その支援で健やかに育つ子もいる。

しかし、万全の支援体制が
子ども自身を追い詰めてしまう場合もある。

日本では多くの不登校児童がいる。
学校に行かないという選択が
最善の支援になる場合もあるのだろうと思う。

畑のトマトは、水をやり過ぎると育たない。
あまり手をかけない方が逞しく育つ。

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