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好き嫌いが言えるということ

私は、子どもの頃から食べ物に対して
あまり好き嫌いはなかったけれど
強いて言えば、煮込んだシイタケが苦手だった。

父はもちろん、母も
シイタケを無理に食べさせようとはしなかった。
受け止めてくれていたというよりも
完全にスルーだった。

そんなわけで、私の子育てにおいて
娘たちが、食べ物に対して苦手な物があっても
無理強いをした記憶がない。

保育士として、子どもたちの給食を見守る中で
人気メニューもあるが
自分の食べたくない物を
ハッキリと拒否をする様子を見て 

ちょっとは「これ、美味しいよ。」
なんて言ってみたりするけど
管理栄養士さんのアドバイスによれば
食べられる、食べられない…に固執するよりも

食べられなくても、お膳にあって
[目にしている]…ということが重要で
食べられないから、出さない…は違うそうだ。

よくよく見ていると
どの子にも、ちゃんと好きな食べ物はあって
その「好き」が表現できていることと
「嫌い」が表現できていることは

【表現ができる場】として
とても大事なのかなぁと思えてくる。

「嫌い」を表現できない経験が多すぎると
「好き」が何なのか鈍くなるかもしれないから。

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