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命を輝かせる

「癌はね、二人に一人が
かかるって言われていたけれど
今は、二人に二人がかかる時代なんだよ。
ただ、治す力があるかないかだけなんだ。」

私が尊敬するドクターは、そうおっしゃった。
誰もが癌になる時代だと・・・。

もう一人のドクターはこう言われた。
「闘病っていう言い方をしますよね。
医療の上で闘うと言うと
負けは死を意味します。
でも命には必ず終わりがくるので
そう考えると、私たちは生まれた時から
負けに向かっていることになります。
そんなのっておかしいですよね。」と。

「癌が治らなければ死にます。
でも癌が治ってもいつかは死ぬんですよ。」

その言葉を聞いた時に
当たり前のことなのにハッとさせられた。

もし、私たちに「平等」という言葉を
当てはめるとするならば
生まれて、そして死んでいくことこそが
平等と言えるのかもしれない。

早いか遅いかなのだ・・・。

だから、私は命を終える時まで
命を輝かせていたいと思う。

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