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『書くということ/エッセイ』
詩を書く時はその時の感情、感性で書くことが多い。
なので、時間が経ってから改めて読み返してみると恥ずかしくなったり、
なぜこんな一文が出て来たのだろうと思うことが多々ある。
『昨日』という詩はその代表だ。
この詩は書いてから半年以上ノートの中で寝かせていた。
このままお蔵入り……でもせっかく書いたのだから……。
お蔵入りと公開を行ったり来たり、悩む日が続いた。
その間にも新しい詩が生まれる。前に書いた詩は大体が霞んで見える。
しかし、『昨日』という詩は変わらずに、色褪せることなく鮮明に
私の中に存在し続けた。
私は公開することに決めた。
公開してみるとすっきりした部分とやはり恥ずかしさが混在し、
正直複雑な気持ちだった。
(どうやら私にとって恥ずかしさとは永遠の課題のようだ)
表現することの難しさ、苦しさ、そして楽しさ。
上手く消化できないこともあるが、私は書くことが好きである。
勿論読むことも。だからこれからも自分の根底にあるこの好きを
忘れずに、書き続けて行きたいと思う。
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