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『再誕/詩』
長かった髪をばっさり切った
失恋したんじゃないの
わたし生まれ変わったの
ずっとあの子になりたかった
でもあの子がいたらわたしは
あの子になれないから
本当は安心したの
あの子が星になって
夜空に散ってくれて
あの子の好きだった
ピンク色でお墓を作って
キャンディみたいな
ロウソクに火を灯した
大丈夫
わたしは全部覚えてる
あの子とお揃いの髪型
あの子みたい
今日はわたしの再誕の日
あの子になった記念の日
おめでとう
ストロベリーパイを食べましょう
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