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障害者権利条約②

障害福祉領域に関する情報を誰にでも伝わるよう努めて発信していきます。

障害者権利条約は国連の人権条約のひとつ。通称CRPDと呼ばれます。
この条約は2008年に発効されて、日本は2014年に批准しました。そして今年2022年の8月にスイスのジュネーブにおいて初の審査を受けました。

2014年に批准してから8年経過。その間の障害福祉分野における制度は著しく変化しましたが、政府報告に対する委員会の反応は非常に厳しく、今の日本社会が如何に人権を尊重していないか思い知らされるものでした。

いにしえから受け継がれた悪習慣は国民にとっても「そういうもの」と思うほど馴染みすぎていて、逆に国連の指摘に「よく言ってくれた」と喜ぶ人は数少なく、むしろ「理想に過ぎない」と耳を貸さない人が多いかも知れません。

理想です。現実では有りません。だけど現実を変えるには理想が必要です。
隣国と地続きではないから気づかなかったのは仕方ない。現実に不満がなくても意固地にならず、素直に理想に近づけるのが未来への責任、ですよね?

障害福祉分野に馴染みのない方にも国連の指摘内容が分かるように、少しずつお伝えできたらいいなぁ。


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