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公徳心(1)感謝の心

私達は社会に生かされている、という謙虚な姿勢を持ちたい。

目につく全てのもの。服も食事も車も水道も、全て先人の知恵と努力の賜物で、それを自分で作ったり、自分で調達したりすることなく、お金と交換して手に入れることができるのだ。

一日分の水を汲みに行くのは大変だし、ガソリンなんか掘り起こせない(というか原油精製なんか出来っこない)。いわずもがな、インターネットもパソコンも自分で作ることなんか出来ない。便利な世の中に生かしてもらっている。

縄文時代から今まで何人の日本人が生まれたのだろう?膨大な人数の先人が今の時代のいしずえを築いてくれた。知恵と努力を注ぎ込んでくれた先人の肩の上から景色を見ている。その厚かましい立場に畏怖しながら、慎ましく感謝しながら日々を生きる。

感謝は形にして返すべき。返す相手は未来の誰か。先人が拓いた道の最先端に自分が居る。今度は、今を生きる自分たちが1ミリでも前に道を拓く番。それが社会人としての責任であり、公徳心という。

人は一人で生きれない(生きているわけではない)ことと、人はいずれ死ぬという事実から目を背けない。公徳心と時間の概念を忘れずに、未来のために手を抜かない。力は抜いて、気は抜かない。

公徳心を軸に持つ。その素晴らしさをシリーズで語ってゆきたい。


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