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森から学ぶ世知辛さ

たまたま出会った情報から営林の在り方を少し学びました。

”国産材を利用するとなぜ森が守られるの?”
木には、日光を求めて生長する性質があります。この性質を活かして人工林は、過密に植林し、木の生長を促し間引き(間伐)を繰り返しながら、真っ直ぐな太い木を育てます。(中略)間伐などの手入れがされなくなると、木々の成長とともに、枝が重なり合い、太陽の光が十分届かなくなるために、森に草も低木も茂らなくなり、鳥や哺乳類、昆虫も住めない森に変わっていきます。大雨が降ると土砂崩れも起きやすくなります。(後略)

住友林業株式会社 「住友林業と生物多様性」より

人工林と自然林の違いはあれど、森林のエコシステムから学ぶことは多いと思います。

木には
日光に向かって生長する性質
日光の恵みに向かって伸びる性質
があるらしい。

陽の光が恵みなのは人間も樹木も同じ。
ただ樹木の日光争いは凄まじい。

太陽の恵みを確保するために
周りの枝葉を掻き分けて
ひたすら上に伸びる。
それが森林社会。

資源の奪い合い、競争社会。
栄光に真っ直ぐ向かう競争が
真っ直ぐ伸びる木を作る。

真っ直ぐな木は、人にとって好都合
”使い勝手の良い”木を作るプロセス。
恵みのControlで木を揃える。

うーん、なるほど…
わかるような、わかりたくないような…
世知辛くてちょっと嫌かも。

そして土の力が木を育てる。

木の成長は、日光に加えて
雨や地中の養分のおかげ。

木が育つと、土が痩せる。
ときどき土壌もケアが必要。
間伐しないと土が痩せる。

”使い勝手の良い”木を選抜して土壌ケア。
落選した木は伐採されて、当選した木の賞品は日光。
まばらになった林の土壌に日が差して土壌も息を吹き返す。
選抜された木が更に養われて更に伸びる。

うーん、なるほど…
勝ち組が差を広げる。
格差社会のエコシステム。

自然界?も世知辛い。
学びになったようなならないような…


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