見出し画像

底辺的就労継続支援B型事業所が出来ること

職員が、自分で選んだ次のステージに挑戦する姿勢を、利用者に見せたい。挑戦に向けて日々自らを高めている姿を、利用者に見せたい。

就労支援ピラミッドの底辺組織では、具体的な技能・職能よりも、仕事に向き合う姿勢が模範として大切だし、その方がいい刺激になる。機織りなど覚えても、技術を生かせる職場など極めて少ない。それより挑戦することがカジュアルになること、それが彼らの人生を豊かにするはず。

職員という貴重な人材を失うのは組織にとって大きな損失。その損失を最小限にするのが業務の体系化しかり、行動指針しかり、組織基盤の整備。職員レベルで技能が属人化しないよう努めて、職員自身がいつでも退職できるよう環境を整えることが、ゆくゆくは利用者の挑戦意欲を高める。そう信じている。

技能を教えず、自分の道を自分で見出し、必要な技能を自分で高める。魚を与えず釣りを教えるのと一緒。利用者をそう育成するのが就労継続支援B型事業所の役目だと思っている。魚なんて食べれば無くなる。工賃なんて使えば無くなる。無くならない財産を提供したい。

現状に満足して成長意欲を失った自立支援の職員が社会格差を助長する。無気力な就労支援員は退場。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?