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口癖に注意する健康法

簡単な表現ほど口癖になりやすいですね。

たとえば「すごい」。驚いたときの表現は感嘆文。感嘆文がシンプルなのは万国共通。英語もそうですね。その驚きが大きいほどシンプルで「おぉ」とか「Wow」という間投詞で表現されます。

間投詞は時代の変化はあまりありませんが、感嘆文は変化します。

今の時代なら「ヤバい」が一番わかりやすいですね。語源はよくわかりませんが、危機的な状況に限らず、感嘆した場面などいろんな場面で使える言葉になりました(自分は使っていませんが笑)。

さて、皆さんは「ふつう」と表現しますか?漢字で書くと「普通」ですが「普通」とは何なのでしょうね?

ただ単に統計的な多数派とか平均的な傾向を指すだけではなく、そこには「普通が正しい」「多数派が正しくて少数派が間違っている」ような意味もかなりのケースで含まれていて、その意味を感じるたび息苦しくなります。

平均的なことは「特徴がない」のです。

平均的=「特徴がない」ではなく「普通」と表現してしまうと、「特徴がある」=「普通ではない」となります。そこに多数派正義の観念が掛け合わさると、自分の特徴を愛せなくなってしまいます。

なので私は、そうではなく、平均的=特筆なし、平均とは違う=個性、という認識を広めて自分を愛せる社会になればいいなと思って、「ふつう」ではない別な表現をするように心がけています。

これが脳を使うのです。

正直、シンプルな言葉でカジュアルに話せたほうが楽だし、口癖を口癖のまま話すのが自分らしいといえば自分らしい表現になる。

けれども自分の発する言霊を甘く見てはいけません

人は互いに影響しあっています。自分の言葉も大なり小なり相手に影響しているし、自分だって誰かの言葉に影響されています。カジュアルな口癖が人の社会認知を作り、その認知が社会の息苦しさをつくることもあるのです。

「そんなこと気にしたら何も話せなくなる」「かえって気が病む」と思うかも知れませんが、適切な表現を考えると脳が活性化します。社会生活に必要な機能だから、多分、前頭葉が使われるでしょう。

前頭葉を使って劣化を抑えられたら認知症の発症が少し遠ざかる‥はず(笑)

ん?まだ、ふつうって言ってる?

誰だ!


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