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PowerAutomate(クラウドフロー)④~SharepointListに格納した添付ファイルをメールで自動送信~

こんにちは、hinanoiです。
今年は天災が多いのもあり、最近備蓄品を買い足しました。
地震がきた時は、揺れを感じたくないのでジャンプする派です😁

今回はPowerAutomateから自動で送るメールにファイルを添付したい場合、
ファイルの格納場所は以下の2パターンがあると思います。
①SharepointのList
②Sharepointのフォルダ

今回は①のSharePointListとPowerAutomateを使用して、
SharePointListが新規追加されると、自動でListに登録したファイルを添付してメール送信する設定をご紹介します。


■クラウドフロー全体図

■事前設定

SharePointListを作成しておきます。
・必要な項目(その他は任意):タイトル、本文(Mailbody)、添付ファイル
(イメージ)

■クラウドフロー設定

1.PowerAutomateにサインイン後、左側の「作成」をクリックします

2.「自動化したクラウド フロー」をクリックします

3.フローのトリガーを「項目が作成されたとき」を選択し、「作成」ボタンをクリックします

4.「項目が作成されたとき」を入力します

事前設定で作成したSharePointListのURLとリスト名を設定します。

5.新しいステップの追加:「添付ファイルの取得」を入力します

事前設定で作成したSharePointListのURLとリスト名を設定します。
IDは、レコードに対して一意の識別子を利用してアクセスするため「項目が作成されたとき」のIDを選択します。

6.新しいステップの追加:「添付ファイルのコンテンツの取得」を入力します

サイトのアドレス~IDまでは手順5と同じものを入力します。
手順5で設定した添付ファイルの中身を識別するため「添付ファイルの取得」のidを選択します。

※手順6を設定すると、自動的にApply to eachが追加され、以前の手順から出力を選択に「body'添付ファイルの取得'」が入力されます。
※手順7はApply to eachの中の「アクションの追加」からアクションを追加します。

7.アクションの追加:データ操作の「作成」を入力します

検索ウィンドウに「データ操作」と入力し、「作成」を選択します。

メールにファイルを添付する際、正しいファイルを添付するよう、
以下をコードをコピーして「入力」に貼り付けます。
・Name:取得した添付ファイルの表示名(実際のファイル名)を指すため、「添付ファイルの取得」のDisplayNameを選択します。
・ContentBytes:ファイルの内容(バイナリデータ)を指すため、
「添付ファイルのコンテンツの取得」の添付ファイルのコンテンツを選択します。


{
"Name":{items('Apply_to_each')?['{FilenameWithExtension}']},
"ContentBytes":{body('ファイル_コンテンツの取得')}
}

8.新しいステップの追加:メールの送信(V2)を入力します

・宛先:任意の「メールアドレス」を設定します。
・件名:SharePointListで入力したタイトルが表示されるよう、「項目が作成されたとき」のタイトルを選択します。

・本文:式に以下を入力します。
「本文」を選択するだけではメール本文が改行されないため、
改行コード'%0A'をHTML<br>で置換することにより、SharePointListのMailbody(本文)に記載した内容が正しく反映されるようになります。

uriComponentToString(replace(uriComponent(triggerOutputs()?['body/Mailbody']),'%0A','<br>'))

・添付ファイル:アレイ項目の詳細入力に切り替えてから、手順7で設定したファイルを添付するため、式に以下を入力します。

outputs('作成')

■クラウドフロー実行

1.作成したSharePointListに戻り、「新しいアイテムを追加」をクリックし、以下を設定します

・タイトル:メール送信された際のタイトルを入力します。
・Mailbody(本文):メール本文の内容を記載します。
・添付ファイル:メールに添付したいファイルを選択します。

2.クラウドフロー実行手順1を設定すると、クラウドフロー設定手順8で保存したクラウドフローが実行されます

まとめ

今回はSharePointListでメール内容の作成を行い、メール送信時にファイルを添付する方法をご紹介しました。
PowerAutomate(クラウドフロー)③~メール一斉送信~と合わせて設定いただくことも可能なので、是非、色々試してみてください!

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