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SNS好事例紹介【かじるバター&きのこの山】つい欲しくなる企業ノベルティ

今回はSNSで話題となった企業のオリジナルグッズをテーマに、赤城乳業株式会社のかじるバター&クッキーと、株式会社 明治のきのこの山の施策について注目します。どのような工夫がされたのか、弊社独自の視点の解説を交えながら紹介します!

【遊び心溢れる!「つい欲しくなる」グッズとその魅せ方】

まず紹介したいのは、赤城乳業株式会社のかじるバター&クッキーの施策です。みなさんは、2021年発売以降、SNSやメディアで話題となり売り切れ続出となった人気商品かじるバターアイスをご存じですか?その人気シリーズに新登場した商品「かじるバター&クッキー」では、商品の発売開始と合わせて公式Xでオリジナルクッションをプレゼントするキャンペーンが実施されました。

投稿URL:https://twitter.com/akagi_cp/status/1759382297373987145 

すぐにX上で話題となり1.3万リポスト、1.1万いいね、505.4万インプレッションを獲得。ムキムキの外国人の男性が気持ちよさそうにクッションを抱えている画像から、クッションの大きさや心地よさが想像できる点が非常に印象的です。

実際に投稿のリプライには「男性が気になって商品が入ってこない(笑)」や「ブルース・ウィリスばりのイケオジが優しくクッキー牛を抱いているのが和みますね」といった声が。ただ人気商品のアイコン画像を具現化するだけでなく、遊び心ある要素を入れたキャンペーン画像にも反響があったことが分かります。赤城乳業の企業スローガン「遊びましょ。」に込められた思いが表れているように感じます。

このような遊び心を持った施策に取り組めるかは、次に紹介する「きのこの山のワイヤレスイヤホン」にも通ずる非常に重要なポイントです。

【「ありそうでなかった」から生まれたファンが熱狂するグッズ】

続いて紹介するのは、株式会社 明治の人気商品「きのこの山」の施策です。

2023年7月に公式Xで「#明治のありそうでなかった雑貨」という企画をプロダクトクリエイターの@mitiruxxxさんと実施。「おいしい牛乳の修正液」「きのこの山のワイヤレスイヤホン」「明治ミルクチョコレートの切手」「明治エッセルスーパーカップのハンディ扇風機」の4つが紹介され、大きな反響を呼びました。みなさんの中でも当時これらの投稿を目にした方も多いでしょう。どれも遊び心満載で、どの投稿でも数万を超えるいいね・リポストを記録し、驚異的な反響があった施策でした。その中で最も多くのエンゲージメントを獲得したのが「きのこの山のワイヤレスイヤホン」です。

投稿URL:https://twitter.com/MeijiCoLtd/status/1678675499181297670 

いわずもがなの人気商品であるきのこの山。きのこの山派であるファンから支持の他、「耳にきのこの山が刺さっているように見える」斬新で遊び心溢れるビジュアルから、多くの人がついSNS上で引用リポストやいいねをしたと考えられます。

さらに驚くべきポイントは、その約半年後の2024年3月に、クラウドファンディングを通じ商品化し販売されたことです。商品化した際のWebサイトも遊び心満載です。ワイヤレスイヤホンの先駆けとなったAppleを意識したと考えられ、公式Xでは特に何も触れていないにも関わらず、ファンが見つけ出しX上で話題となりました。即完売したこともSNSで話題となった投稿の影響力を物語っているでしょう。サポーターから「楽しみにしています」「応援しています」「アイデアと行動力に敬意を表します」といった応援コメントが寄せられており、クラウドファンディングならではの共創感も生まれたと考えられます。

ついSNS上でつっこみたくなる「遊び心溢れたアイデア」から、「応援したくなる商品」へ昇華した好事例と言っていいでしょう。

【「つい」つっこみたくなる・欲しくなるアイデアをグッズに具現化】

この2つの事例から学べる成功のポイントは、ブランドのアイコンとなるキャラクターやロゴなどをオリジナルグッズに具現化する施策において、「つい口を出したくなるような遊び心」をグッズ自体にも訴求方法にも取り入れることです。そうしたものに、多くの人は黙っていられません。いいねやリポストをしたり、思わず引用リポストでつっこんでしまったりします。いかに多くの人の「つい」つっこみたくなる・欲しくなる要素をバランスよく盛り込めるかがSNS上での話題化の鍵です。

そのうえで実際に商品化する展開も仕掛けられると、単にアイデア商品の盛り上がりだけでなく、事後のファンの盛り上がりも醸成することができ、より商品やブランド、企業に対しての好意度やロイヤリティも向上すると考えられます。

「どこまで遊び心を加えられるか」は企業の方針にもよる部分もあると考えられます。ほどよくふざけられるちょうどいいバランスを探し、自社の塩梅を見つけられるとよいでしょう。

「どのように遊び心を具現化のアイデアにできるか」は、常日頃からSNS上の声に目を向けたり、ファンやカスタマーボイスなどを分析することにヒントが隠されています。あるいは、きのこの山のようにクリエイターなどの力を借りるのも手段のひとつです。

弊社では、このようなSNSを通じて企業のオリジナルグッズを配布するノベルティ施策などに積極的にチャレンジしたい企業様の相談に乗りたいと考えています!どのような事例があるか独自の調査も行い資料にまとめているので、ぜひ一度気になる方はご確認ください。

【資料】事例から学ぶ!ノベルティグッズプレゼントキャンペーン事例22選

資料ダウンロードこちらhttps://gaiax-socialmedialab.jp/document/post-145176/