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SNS好事例紹介【三井住友カード×ショートドラマ】

今回は、三井住友カード公式SNSアカウントで展開されたショートドラマの施策を取り上げ、弊社独自の視点を交えながらその背景を解説します!昨今注目される機会が増えた縦型ショートドラマ。SNS上でストーリーを紡ぐことによって得られる効果は具体的にどのようなものでしょうか?縦型ショートドラマの特徴について掘り下げながら、今後の展望にも目を向けます。

【人気監督とコラボ!三井住友カード 縦型ショートドラマ「忙しすぎる人」】

三井住友カードは、TikTok、Instagram、X(旧Twitter)、Facebookといった多様なSNSプラットフォーム上で、縦型ショートドラマ「忙しすぎる人」を展開しました。

投稿URL:https://www.tiktok.com/@smbc_card/video/7337544616239009025?lang=ja-JP  

※画像はプレスリリースより引用

TikTokでは118万回再生、Instagramリールでは5.6万回再生、Xでは17.1万インプレッションを記録し大きな反響を呼んでいました。

ショートドラマでは、タイムパフォーマンス(タイパ)を重視するZ世代に訴えかけるよう物語を倍速で展開しながら、殺伐とした日常を送る社会人の娘と、少し不器用な彼女の父との、ある夜の心温まるやりとりを描いています。そこにスピーディーに支払いができる=タイパがいい「スマホのタッチ決済」をさりげなく絡め、彼女の時間に対する価値観が動く瞬間までを心温まるストーリーに仕上げています。

ショートドラマを見たユーザーからは、

「なんで倍速なんだろ、、と思ったけど最後まで見たらほっこりさせられた」

「すごい、刺さる…久しぶりに帰省して親に会いたい気持ちになった」

「TikTok見てて涙出たの初めて」

というコメントが多く集まっており、狙い通りのストーリーに心を動かされたユーザーが非常に多いことが分かります。

しかもこのショートドラマは「カメラを止めるな!」でおなじみの上田慎一郎監督とコラボ。上田監督は、TikTokと第76回カンヌ国際映画祭による第2回「#TikTokShortFilm コンペティション」でグランプリを受賞するなど、縦型ショートドラマ作品に定評があることでも有名です。プロのクリエイターとタッグを組んだということも、成功を収めるひとつのポイントだと考えられます。

【縦型ショートドラマの最大の魅力 視聴の手軽さ×ストーリーテリング】

縦型ショートドラマの最大の魅力は、その視聴の手軽さと、魅力的なストーリーテリングによって視聴者を引き込む能力にあります。このフォーマットは、商品やサービスを物語に自然に組み込み、視聴者に強い共感を呼び出すことができ、認知の拡大から好意形成までを促進します。視聴者は単に情報を受け取るのではなく、ストーリーを通じてブランドとの関わりを深めることができるのです。加えて、縦型ショートドラマは沼のように見続けてしまう…というTikTokやInstagramリールの独自の没入感との相性のよさも武器となるでしょう。

短くても心に響く縦型ショートドラマは、ブランドへの愛着を深め、生活者の行動にポジティブな影響を与える可能性を持っています。ストーリーにのせてブランドのメッセージを効果的に伝え、視聴者との長期的な関係構築におおいに期待できます。そして、ターゲット層の注意を引きつけ、記憶に残るコンテンツを提供するためには、創造性とユーザー理解が不可欠です。

縦型ショートドラマは、ただの情報伝達手段ではなく、ブランドと消費者との間に深い絆を築くためのツールとなり得ます。生活者の心を動かすストーリーテリングを通じて、ブランドがどのように生活者の心を掴み、長期的な関係を構築していくかが成功の鍵を握っているでしょう。だからこそ、SNSマーケティングにおいて「ストーリーテリング」は重要なのです。

ガイアックスは、豊富なアカウント運用・アカウント分析実績から、フォロワーやそれぞれのコミュニティがどのような投稿を好むのかをヒントに、生活者に寄り添った投稿制作やアカウント運用支援が可能です。加えて、SNSを運用する企業様にとって必要なガイドラインの作成などもご支援が可能です。

また、先日、子会社のCREAVEがショートドラマ制作プランをリリースしました。縦型ショートドラマを検討される際は、ぜひご相談ください!