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【2024最新版】深夜到着のコペンハーゲン空港で、朝まで安全かつ快適に過ごすポイント

 2024年6月に北欧4カ国に行く機会があり、フライトのスケジュールがうまく噛み合わなかったため、デンマークのコペンハーゲン国際空港で一夜を過ごしました。

 本記事では同じように空港泊を検討している方に向けて、同空港で安全に過ごすためのポイントを紹介します。



1. 現地代理店予約の深夜着フライト


 いつもの出張時には深夜到着のフライトは使わないのですが、今回はスウェーデンにある現地代理店がフライトを手配してくれたため、あまり嬉しくない深夜到着のフライトに。

 関西空港を11:30に出発するエールフランス便に搭乗し、パリのシャルル・ド・ゴール空港で乗り継ぎ、23:45にコペンハーゲン空港の第3ターミナルに到着しました。

エールフランス航空のシャンパン
エールフランスといえばエコノミーでも飲めるシャンパン|筆者撮影(2024年6月)


 そのままコペンハーゲンに滞在する場合は、24時間運行のメトロを使って市内のホテルに向かうのですが、今回は6時間後に出発するノルウェイ航空のヘルシンキ行きに搭乗する必要があります。

 国際線ではお世話になることが多い空港ラウンジも、コペンハーゲン空港は何と20時に営業終了。国際空港としては塩対応ですが、生産性を重視する北欧らしい価値観とも言えます。

 コペンハーゲン空港には空港ホテルもあるのですが、滞在時間が短いのに高くつくため、今回は空港泊を選択することにしました。

飛行機の窓から眺める北欧の夕陽
北欧の沈まない太陽を眺めながらの深夜フライト|筆者撮影(2024年6月)


2. 結論はフードコートが安全で快適


 多くの国際線が発着する第3ターミナルで、朝まで安全に過ごすのにオススメなのは、ターミナルの中央部にあるフードコートです。

コペンハーゲン空港のフードコート
深夜も明るいフードコートは机もあり仕事にも便利|筆者撮影(2024年6月)

 ショップやレストランの営業は終了していますが、広々としたテーブルに明るい照明と電源が用意され、みんなが思い思いに時間を潰しています。

 またフードコートの周辺では空港関係者が工事や清掃をしていますが、追い出されるような雰囲気はありません。

クラフトビールバー
デンマーク生まれで筆者が大好きな Mikkeller をタップで飲めるバーが目印|筆者撮影
深夜24時過ぎのフードコート
ビールは帰国時のお楽しみと自分に言い聞かせつつ、本記事を書いています|筆者撮影


 深夜1時を過ぎてもポツポツと旅行客や空港関係者が出入りして、空港の警備員も巡回しているので寂しさはありません。結局ここで数時間、仕事をしたりNetflixを見て時間を潰しました。

3. セキュリティゾーンから出ないこと


 深夜の空港で安全に過ごすポイントは、何よりもセキュリティゲートから出ないこと。セキュリティゾーンの外に出てしまうと、深夜の空港はホームレスの人たちの居場所になります。

 フードコートのすぐ近くにはセブンイレブンの自動販売機があり、早朝になるとベーカリー&カフェも開き始めるので、朝まで過ごすのに必要な物は何でも揃います。

セブンイレブンの自動販売機
物価が高いデンマークでは500mlのペットボトル1本が30DKK(750円)します
|筆者撮影(2024年6月)


 セキュリティゾーンを出ないようにするためには、筆者のように世界中どこへでもリュックひとつで行くのがおすすめです。

 預入荷物がある場合はフライト到着後に荷物をピックアップしてセキュリティゾーンを抜ける必要があるため、迷わず空港ホテルか市内のホテルを利用しましょう。

筆者が愛用しているリュック
このリュックひとつで世界各地どこでも行きます|家族撮影(2024年5月)




 筆者が代表を務める株式会社フードピクトでは、ガストロノミーツーリズムやインバウンド対応に取り組んでいる観光・宿泊・飲食事業者に向けて、より良い食体験を届けるための事例集を毎年刊行しています。

 最新刊の事例集「Inclusive & Regenerative Gastronomy」は、2024年8月に書籍とPDFで販売予定です。書籍は資源保護のため初版100冊のみとなりますので、お早めにご予約・ご購入ください。

 なお2023年度の事例集「Expolore the Future of Food」は、引き続きPDF版で提供しています(書籍は完売しました)。

 また本事例集に関する講演や寄稿のご依頼にも対応しています。これまでの実績はプロフィールに記載していますので、あわせてご覧ください。


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