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有機人参のロースト|記憶に残るひと皿

原価に創造性をどれだけのせることができるか。
一本の人参をどれほど高く売れるか。
それが料理人の仕事。

世界最短でミシュラン三ツ星を獲得した
HAJIMEの米田シェフがよく語るこの言葉。

その模範解答のひとつが
The Burnの米澤シェフがつくる料理だと
僕は勝手に思っている。

*The Burn については
 「食の未来|トレンド&インサイト」でも紹介しています。


全国各地で生産され、
手頃な価格で、保存もできる人参。
とても優秀な野菜でありながら、ありふれた野菜とも言える存在。

それをメインディッシュに仕上げたのが
The Burnの有機人参のローストだ。

インスタでは写真でも紹介しています
https://www.instagram.com/p/Cd-1j9LvDj9/?utm_source=ig_web_copy_link


じっくりじわじわオーブンで
レモンとオレンジの風味を加えたり
タイムとローズマリーの香りをまとわせながら
おいしさを凝縮させていく調理法。

こんな人参はじめて食べた!
という感動レベルにまで考え込まれたひと皿。
*詳しいレシピはこちらに掲載されています。


料理の楽しさを伝えたいとき、
野菜が持っているパワーを伝えたいとき、
ハーブの使い方を伝えたいとき。

そんな欲張りな期待にも答えてくれる
僕が大好きな料理のひとつ。

食べたみんなの記憶にも残るひと皿。
つぎはいつ、つくろうか。

山陰の山里料理に続く)


記憶に残るひと皿シリーズに掲載しているイラストとコメントは筆者の個人的な解釈です。またメニューの内容や価格は訪問時の情報です。


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