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資格の作り方 step1 教育理念②【その資格が果たす社会的役割は、何】
「教育理念」は、スタートであり、教育事業の基点になります。
では、実際に教育理念をつくってみましょう。
Step1 教育理念 編
第1章 【教育理念を持つ】教育理念がなければ はじまらない
第2章 【教育理念をつくる】その資格の果たす社会的役割は、何?
第3章 【教育理念を事業化する】教育事業のドメインは?
資格には、その社会的役割、資格者に与えられる役割の定義が必要です。
・この資格を取得した人の社会的役割は、何か。
・この資格の社会的存在価値は、何か。
・この資格を通して、あなたが実現したい本質は、何か。
それを探るために、以下のワークをしてみましょう。
1 主催者(あなた)がこれまでの経験を活かして、今ある社会課題で
「このままにしておけないこと」、本気で「解決に力を尽くしたい」こと
は何?
2 それはなぜ?
3 そのために生かせるあなたの経験、専門性は?
4 その資格は、現在どういった立場、学びニーズを持つ人に役に立ちますか?(その資格を取得することで、その人の人生はどのように良くなるでしょうか。)
5 資格者が増えることで、社会課題はどのように変容するでしょうか。
を矛盾しないよう、明確にしてみましょう。
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<手がかり>
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1 これまでの人生・経験を活かして「本当に伝えたいこと」は何でしょうか
□仕事や業務という枠にとどまらず、自身の人生の延長線上にある
□人に自慢する、生活が楽になるといったものとは違う
□そうなったらいいのにな、程度のものとは違う
□やらなければいけない、仕方ないからやるものとは違う
□途中たとえ壁にぶつかろうと、乗り越え、生涯続けられる自信がある
□自分は変わった、その体験を人にも味わってほしい、その信念を社会にも広めたい
2 なぜ、それを伝えたいと思うのでしょうか
□それを伝えたいと思ったきっかけはどんな経験だった?
□その時、どんな思考の転換が起こった?
□そこから得た信条や哲学、視座はどんなこと?
□その体験に感謝している、今もモチベーションとなっている
3 そのために生かせるあなたの経験、専門性は?
□その課題及び解決方法にを、人生をかけて伝えたい
□既存の課題及び解決策で、満足できていない、自分ならこうするという強い意志がある
□既存の課題及び解決策のうち、あなたがいいと思うもので、あなたの方が優れた点がある
□自分では短所、マイナスな経験だと思っていても、強いニーズを得る可能性はないか
4 どういった立場、学びニーズを持つ人に役立つでしょうか
(ターゲット)
□自分自身が人生で乗り越えてきた、解決が困難だったこと、悩みや辛かったことは?
□その時、どういった学びや支援がほしかったか、どうやって解決できた?
□それはどんな立場の人が取得することで、一番テコの働きを生む?
5 資格者が増えることで、社会はどのように変容しますか。
□将来自分が最も憂慮していることを、変えたられる?
□どんな仕事、役割の人がいれば、その課題を解決できる?
□その役割に職業名をつけるとしたら?
□自分(や周囲)の力だけでなく、仲間を増やすことで変えられる目標は?
教育とは、一人ひとりの人間成長と、社会全体の発展が一本につながるもの。
あなたが持つ資源 → 学ぶ人の成長 → 社会の課題解決
が、一つにつながっているということ。
ここで捉える「社会課題」は、「市場ニーズ」に直結します。
同じ社会課題でも、それを「どう捉え」、「どんな解決策を提案できる」のか。それが、その資格の存在価値です。
5つの解答に矛盾がなくなればなくなるほど、そこに向かうエネルギーは集中し、進化は加速します。
まずは「教育理念」にしっかり向き合い、取り組んでみてください。
NPOの理念のもと、100歳時代、あらゆる機会に学び合える人、場が身近にあって、生きやすい社会を目指し、学びをつくる活動に活用させていただきます。合わせて公式サイトもご覧ください。https://social-ed.or.jp/