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連載・ワッティーってなに??

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アンコールワットのゆるキャラの歴史を書き記すワッティー物語。
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#社会貢献

【Watty2024】ワッティーとインディーをリデザインしてみた

2024年は心機一転! ワッティーとインディーを、新しくリデザインし直してみた。 カンボジアの世界遺産アンコールワットの化身のワッティーと、プノンペンのモニュメント独立記念塔(インデペンデンスモニュメント)のインディーは、2015年に誕生したので、今年で9周年。 以前のデザインは今思うと、手足が細くてちょっと不気味なデザイン。。。というのも、ワッティーのデビュー作は『クメール体操』の啓発動画。屈伸運動などをしなければならないので、手足をちょっと長めにデザインしたのです。

妻・有紀子と貧困地域の女性団体『ラチャナ』

カンボジアの首都のプノンペンや、アンコールワットの街シェムリアップなどが、思ったより都会なことに驚く人も多いだろう。 想像していた発展途上国のイメージとは程遠いので、貧困や社会問題なんて実はないのではと思ってしまうくらいだ。 しかし、プノンペンから車で南東部に2時間半行ったところに、スヴァイリエンという貧困の州がある。(日本政府が作ったツバサ橋がない時代は、片道4時間近く掛かっていた。) 私も何度かスヴァイリエンへ行ったが、本当に何もないところ。州都でも、観光地もなけれ

日本のバスはどこへ行く?【第8回ワッティーってなに?】

カンボジアには公共交通機関がなかった。電車もなければ、公共バスもない。あるのは、トゥクトゥクや原付タクシーだけだった。 ドアtoドアで、目的地に行ってくれるトゥクトゥクや原付タクシーはとても便利。しかし、人口増加や所得増加による車両保有台数の拡大で渋滞が発生し、交通事故死亡者数の増加もし始めていた。 そんなプノンペンに、日本から無償資金協力でバスが送られた。この協力で路線バスの運行・車両点検・整備、乗務員の育成、組織の経営管理などバス公社の能力向上の支援が行われた。 プ

灌漑ってなに?【第5回ワッティーってなに?】

2017年は、国際協力機構(JICA)のワッティーの啓発アニメーションを4本作ることになっていた。 その第1弾、そしてワッティー動画としては5本目が『灌漑』だ。 『かんがい!?』 聞き慣れない単語すぎて、最初にワッティーでアニメーション化すると言われた時は困惑した。灌漑とは、つまり農業用用水路だ。 果たして、灌漑のアニメーションとは一体なんなのだろうか? ポルポトと灌漑カンボジアと灌漑は切っても切れない因縁がある。 ポルポト政権時代、農村部に移動させられた国民は、収量

交通渋滞はなぜ起こる?【第4回ワッティーってなに?】

プノンペンで一番心配なことは?東南アジアの渋滞の問題は年々深刻化している。特にインドネシア・ジャカルタなどは深刻で、目の鼻先の場所でも数時間がかかってしまうことは日常茶飯事らしい。 プノンペンも例に漏れず、年々交通渋滞が深刻化している都市のひとつだ。 (とはいえ、2021年現在はコロナの影響で交通渋滞はほとんど発生はしていない。) そして、初めてカンボジアへ来る人は地雷やマラリアなどの、いかにも発展途上国感があるものに不安を感じるかもしれない。しかし、実際プノンペンで住ん