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SDGs×世界遺産 絵本プロジェクト

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息子用プレゼントとして、『ありがとう』をコンセプトにSDGs×世界遺産のキャラクター絵本を作るプロジェクト。
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2021年6月の記事一覧

SDGs絵本17『世界遺産第1号から繋がるともだちの輪』

英語でありがとうは『Thank you』。 ありがとうの絵本を作るにあたって、Thank you は必要不可欠。そんな英語圏での世界遺産を探してみた。 探すにあたって、最初の世界遺産はどこなんだろうと、疑問に思う。 1.ガラパゴス諸島(エクアドル) 2.キト市街(エクアドル) 3.イエローストーン(アメリカ) 4.メサ・ヴェルデ国立公園 (アメリカ) 5.ナハニ国立公園(カナダ) 6.ランス・オ・メドー国定史跡(カナダ) 7.クラクフ歴史地区(ポーランド) 8.ヴィエリチ

SDGs絵本16『飢餓と戦う世界遺産!?』

SDGs 目標2 飢餓をゼロと世界遺産のキャラクター。 飢餓のキャラクターをイメージしたときに、パッと頭に浮かんだのが空腹のハイエナだった。ライオンキングの小悪党の印象もあるのかもしれない。他の動物が仕留めた餌を横取りするちょっと悪いイメージ。 そんなハイエナのキャラクターを描いてみる。 ハイエナと世界遺産の繋がりを探してみると、エチオピアにある世界遺産・歴史的城塞都市ハラール・ジュゴル には長い伝統としてハイエナへの餌付けも行われているらしい。 まさか、ハイエナ

SDGs絵本15『「ありがとうが」ない理由は海より深い』

SDGsといえば、海洋中のマイクロプラスチックによる人間を含めた生態系全体への悪影響が問題とされている。 マイクロプラスチックとは、5mm以下の極微細なプラスチック片のことで、魚、鳥、微生物など様々な生物への被害が確認されている。 そんなSDGs目標14 海の豊かさを守ろう は、エイのキャラクターをデザインしていた。ワッティーのデザインが、元々カンボジア人デザイナーJessyAnが描いたエイのキャラクターをモデルにしていたのに影響されていたのかもしれない。 そんな海

SDGs絵本14『住みやすいのは小さな町?』

世界で最も住みやすい都市2021 1位 オークランド(ニュージーランド) 2位 大阪(日本) 3位 アデレード(オーストラリア) 4位 ウェリントン(ニュージーランド) 5位 東京(日本) エコノミストの調査部門「エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)」が世界140都市を対象に調査 世界の住みやすい街はのランキング。 既存の概念的には納得だ。しかし、SDGs 目標11住みやすいまちづくりを と聞いて私がパッと思いついた町が、ラオスのルアンパバーンだった。

SDGs絵本13『健康と福祉はエンタメで』

健康や福祉といえば医療。そのイメージだろうか? おなかには短絡的に赤十字。そして、なぜだかお化けのQ太郎を連想させるデザインに、医者のコスプレをさせただけ。 元々のSDGsの目標3すべての人に健康と福祉を のデザインは、健康や福祉なのになぜだか不謹慎にもお化けというキャラクターだった。 SDGs 目標3すべての人に健康と福祉を と世界遺産を組み合わせで調べたのが『病院』だった。イタリア・バルセロナには、世界でもっとも美しい病院と呼ばれるサン・パウ病院が存在する。 サ

SDGs絵本12『モアイを作ると文明が崩壊!?』

JICAにいた友人に、環境問題について学ぶのにおすすめの本を聞いたところ、米国の進化生物学者ジャレド・ダイアモンドの著書『文明崩壊』を勧められた。 アンコール王朝の崩壊も描かれているこの著書の中で、イースター島(ラパ・ヌイ)は高度な社会を築きながらも、その後に文明崩壊した例で取り上げられている。 もともとは古代のイースター島には巨大椰子が生い茂り、世界でも有数の熱帯性雨林であったようだ。しかし人口の増加に伴い、カヌーの製造・農地の開墾、そしてモアイ製造を推し進めた結果、モ