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アクティビストと共に作っていく、 「私が私を叶えていく」ことができる社会

「わたしのソーシャルビジネス物語」はソーシャルビジネスに携わる人を発信する企画です。読者の皆様に「ソーシャルビジネスを身近に感じてもらうこと」を目的として運営されています。

「アクティビスト」と呼ばれる方々がいることをご存知だろうか。InstagramやTwitterなどのSNSを通じて、自身の想いを社会に発信している方々のことを指す。
そのようなアクティビストと共にブランド作りを行っているソーシャルビジネスがある。それが株式会社KOHAKU様が手掛けるブランド制作&販売プラットフォーム「FEMMA」だ。今回は「FEMMA」を運営する株式会社KOHAKU代表のYUKIMI様にお話を伺った。

YUKIMI(ゆきみ)|株式会社KOHAKU CEO。鹿児島大学医学部医学科6年。「幸福の追求」をテーマにミュージカル、歌、そして事業作りなどを行っている。熊本出身。

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タトゥー販売から生まれた葛藤と新コンセプト

――本日はありがとうございます!まずは、今運営されている事業を聞かせてもらってもよろしいでしょうか。

はい、現在は「アクティビスト」の方の商品の構想から販売のプラットフォーム提供までを行う「FEMMA」というサービスを運営しています。ブランド制作を通じて、アクティビストの方の想いが日常に根付くためのお手伝いをさせてもらっています。

――商品の構想から販売までノンストップでサポートできるの凄いですね。何故、そのようなことができるのですか?

元々、わたし達自身が「FEMMA」というブランド名でタトゥーシール*1を作りました。そこでクラウドファンティングをして、商品開発をして販売を行っているノウハウがあること。そして、クルー*2に広告代理店出身者やデザイナー、SNSマーケターがいることからブランディングやマーケーティングができるといった感じです。

――そのような強みがあったのですね。タトゥーシールの印象が強かったのですが、何故今のような「支援サービス」を始めたのですか。

タトゥーをやっていた時のコンセプトは「女性の悩みをプロダクトを通して解決するヘルスケアブランド」でした。その際に「女性ではないけれど応援します」といった応援を数多く頂きました。しかし、応援してくださる方々をわたし達がターゲットにしていない状況がとても悲しくて。果たして届けたい想いを本当に「女性」に限るべきなのか、クルーとも議論しました。その結果今の「私が私を叶えていく」というコンセプトになりました。

世の中のコンプレックスを「希望」へと昇華させるソーシャルビジネス

――もう少しアクティビストの方々のことを伺いたいです。アクティビストの方々はブランドを作りたいと思っているものなのでしょうか?

正直、そういったニーズがあるわけではありません。だからこそ私たちは「あなたの想いを “言葉” だけではなく、“ブランド” として届けませんか?」というご提案をさせてもらっています。

――より、多くの人にアクティビストの方々の思想を伝えるお手伝いをされているのですね。何かご実績とかあるのですか?

例えばこのGenaさんという方は抜毛症のボディポジティブモデルとして活動をされています。Genaさんはご自身の原体験から「セルフラブの大切さ」や抜毛症の方に向けた発信活動を行っています。そんな折に弊社のサービスを見つけてくださり、現在はセルフラブを一つの軸にシャンプーバーを開発しております。現在FEMMAを通じて共同開発をさせてもらっています。

――既に事例もあるのですね。そのような方々とはどうやって出会っているのですか?

Instagramを通じてコンタクトを取らせて頂いています。その後、ご興味を持たれた方は軽くお打ち合わせをさせてもらっていますね。

――この記事経由でもお問い合わせがくるといいですね!FEMMAは個人の方にとっても認知度向上に繋がりますし、それを通じて救われる人も沢山いそうですね。

そうですね。ブランド販売=ソーシャルグッドなのですか?と聞かれることもあるのですが、そのように汲み取ってもらえて嬉しいです。

フォロワー数に関係なく「私になる」を全力でサポートする

――凄く多くの方にとって希望となるサービスだと思いました。お仕事の1番の魅力ってどんなものがありますか?

やっぱりブランドオーナーさんが素敵な方が多いことですね。「誰かのために役に立ちたい」と思える人たちとビジネスをやっていけることが魅力です。

――顔の見える事業ですもんね。やっぱりSNSで既に影響力がある方しかFEMMAさんとは一緒にブランドを作れないんですか?

いえ、そんなことないですよ!例えば、こちらにも掲載されている「時間を溶かすキャンドル」は不要不急の時間を大切するために作ったキャンドルです。この方は大学生でずっとFEMMAを応援してくださっていました。そのため初のブランドオーナーとして、私の方からお声がけをさせてもらったのです。その時にはコンセプトだけ決まっていたのですが、それを元に商品撮影やサンプル、広告運用なども担当させてもらいました。

――そこまでやるの凄いですね!フォロワーさんの数が少なくてもいいのですね。ブランドオーナーさんは逆に何をするのですか?

はい、フォロワーさんの数はフォロワー数よりも社会に対する想いの大きさを重要視しています。その方の葛藤や歩んできた人生をもとに、素敵なその人の人生があったからこそ、ブランドは生まれます。だからこそ発信などのPRやブランドを作る上での対話にご協力をいただいております。

まずは日本。そして世界へ。

――これからどのような未来を作っていきたいとかありますか?

まずはこの事業を通じて巻き込む人を増やしていきたいです。私たちが新たなブランドオーナーさんを見つけることで、その先にいるお客様も増えます。

――想いが連鎖する感じですね。作りたい社会とかはありますか?

出る杭を打つような、そんな文化をなくしていきたいです。同調圧力が原因で発信したいけど、周りの目を気にして発信できない人って多いと思うんですよ。そういった方々に寄り添って共に進んでいくことで、その人やその周りの方々が一緒に自分のことや世界のことを考えられるといいなと思います。

――寄り添ってもらえるのは大きいですよね。「まずは日本」ということは「世界」もあるのですか?

はい、ブランドオーナーさんも海外に進出したいと仰っている方が多いので、それに伴走できるようにFEMMAとしても力を付けていきたいと思っています!

――ありがとうございます!最後にソーシャルビジネスに携わりたい方に向けてメッセージをお願いします。

まずは、その心意気が素敵だと思います。だからこそ「ソーシャルビジネスに関わりたい」という信念は持ち続けて欲しいです。一方で私自身もまだまだなのですが、やはり良いことをやっているからこそ、人間力を上げるための努力は必要かなと思います。本日はありがとうございました!

*1:当時のクラウドファンティングの内容はこちら。タトゥーシールはこちらから購入可能です。
*2:FEMMAではメンバー様のことをクルーと呼んでいます。
取材/おかしょー
文/おかしょー 
YUKIMI様のSNS
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FEMMAの公式サイト
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