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国体トレーナーの救命用の物品紹介

1.バックの物品紹介

トレーナーに最も求められることは『救命と怪我の応急処置』ができること。
そのためには以下ような物品を持っておくことが非常に重要になります。

①AED
AEDを用いることで救命率を格段に高めることができます。
心臓マッサージだけでは救えない心室細動など最悪の事態を脱失するためには4分以内でのAED実施が重要になります。
高価で各トレーナーが所持数のは不可能なことが多いため設置場所・未設置会場の確認は確実に行いましょう。
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現場ではAED未設置場所もあるため確認を

  • ②人工呼吸器用マスク
    心肺蘇生時には人工呼吸も必要になります。近年では感染対策のため人工呼吸は推奨されていないようですが、比較的安価であり、感染リスクを無くし、目の前の選手を助けるためには持っておいても良い物品ではないでしょうか。一方向弁がついているものを選ぶことで相手の空気を吸うことがなくなります。安価であり、場所も取らないため常にバックには入れて持ち歩いています。
    https://amzn.to/3wfatN7   救命講習会で使用していたもの

安価でありコンパクトなため持っておくことがオススメ

③ブルーシート
熱中症時に救命率を高め方法として唯一、推奨されていることは身体冷却です。
30分以内に深部体温を40度以下に下げることが救命には重要です。
プロなどでは身体冷却にプールなどを使用していますが、トレーナーが準備するものとして安価で実用的なものになればブルーシートを4人で把持して、水を張ることが最も手っ取り早く身体冷却を行うことができます。
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2.物品の使用目的・推奨理由

①AED
トレーナーとして最も求められることは救命率が高い状態で救急隊・医者へと選手を引き継ぐことになります。
では、救急隊到着までの時間はどの程度かかるのか?
近年では9分程度で現場へ到着してくれます。
この9分間何か対応することで救命率を高くすることができます。
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総務省 令和元年版 救急・救助の現状


次は、心肺停止後、どの程度までが救命率を高く保てることができるのかを
理解しておく必要があります。
4分以内での救命処置により生存率を高めることができます。

厚生労働省 救急蘇生法の指針2015 市民用 日本救急医療財団心肺蘇生法委員会

②人工呼吸器用マスク
近年では胸骨圧迫のみで良いとされていますが、肺へ酸素を送り、胸骨圧迫を行うことで脳への酸素供給も可能になります。
行わなくても良いとはなっていますが、救命後の社会復帰を考えるのであれば行うことが良いのではと考えております。
人工呼吸器用マスクも安価に手に入るのでぜひ持っておきましょう。
スポーツ現場のみではなく多くの場面で使用する可能性もあります。

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③ブルーシート
熱中症では、重症化させないことが最も重要であります。
しかし、今回は救命率を高めるための物品紹介のため、
最悪の場面での応急処置に浸かるものとしてブルーシートがあります。
熱中症後、30分以内に深部体温を40℃以下に下げることでほぼ救命できるとされています。
多くの方は、脇での冷却などを行いますが、それでは全く深部体温を下げることができません。そこで全身冷却を行うためにブルーシートを使用します。
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