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国体トレーナー止血用の物品紹介

以前の投稿で帯同時の救命に必要な物品については紹介させて頂きました。
トレーナーに求められることは『救命と怪我の応急処置』であります。
今回の投稿では応急処置のために必要な物品について紹介させて頂きます。

止血しやすい部位としては頭部や顔面などです。
止血ができればプレーさせる。のではなく、脳震盪など頭部への衝撃なども考慮し
脳への損傷が考えられない場合に限ってプレー続行のための止血
を行いましょう。

1.国体帯同時の物品紹介
【出血時の対応】
サッカーでは出血がある場合、止血させるまでピッチ外で対応しなければなりません。そのため、ピッチ外に出るまでにある程度の対応を行い、早急にピッチ内に復帰させる必要があります。
ピッチ外での対応が遅れることで数的不利を作られ
選手の体力消耗や試合終了間際でのパワープレーの対応など選手一人が少なくなることでのデメリットが大きくなります。
そのために早急に止血できる物品を揃えておくことが非常に重要です。
そのために重宝している物品を紹介させて頂きます。

 ①ゴム手袋(粉なし)
感染対策のために大切なものになります。
また、傷口の確認などをする際にも菌を付着させないためにも非常に重要です。
安く出品されているので確認して見てください。
こな付きなどの物も販売されていますが粉なしを使用しています。


②鼻ポン(Sサイズ・Mサイズ・Lサイズ)
鼻ポンにはサイズがあり、女子・小児ではSサイズ
男子ではMサイズ・Lサイズを使用することが多いです。
ピッチ外に出る際に止血を行います。止血にはキーゼルバッハ部位の圧迫を行うことで止血可能であり、鼻ポンを入れて対応することが非常に多いです


③滅菌ガーゼ
滅菌ガーゼのサイズも小さいサイズ〜大きいサイズまで揃えています。
頭部など出血量が多くなる部位ではガーゼを厚くすることで血液含有量を多くできます。


試合中には止血のためにタオルなどで直接圧迫を行い、
滅菌ガーゼなどを用いてテーピングで固定させます。
試合終了後には感染などのリスクも考えられるため病院は受診させましょう。

どの程度の傷の大きさ・深さで病院受診させるべきなのか?
次回の投稿で説明します。

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