現地観戦振り返り 第一弾 2017年

はじめましてAkiです.

ヨーロッパサッカー,特にPLとCLを中心に観てますが,自分が観た試合を日記的にだらだらと記していきたいと思います.

まず始めは,今までに何度か欧州現地観戦をしたので,その振り返りをしていきます.その第一弾として2017年にイギリス,スペイン,フランスでの観戦の模様を振り返ります.

17.08.06 Arsenal 1-1 Chelsea @Wembley Stadium

最初は2017年コミュニティシールド.

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コミュニティシールドとは,ご存知プレミアリーグ王者vsFAカップ王者のゲーム.シーズン開幕間際に行われ,そのシーズンの前哨戦となるようなゲームですね.ちなみに前年のプレミア王者がチェルシーで,FAカップ王者がアーセナルでした.チェルシーは加入初年度でペップやクロップなどの並みいる強豪を抑えてPL優勝に導いたコンテ監督が率います.一方,アーセナルは前年のFAカップ優勝で勇退しておけばよかったボスことヴェンゲル監督が率います.

贔屓チームであるアーセナルを観る目的だったのですが,幸運にも一発目はビッグロンドンダービーかつウェンブリー開催ということで,なかなかできない体験だったと思います.

試合は前半をスコアレスで折り返した後,茶目っ気たっぷりの最強ネタ枠モーゼスさんの得点でチェルシーが先制.その後,アーセナル新加入のコラシナツが1点を返して1-1で試合は終了します.ちなみにコラシナツはその後エジルのSPになることで有名ですね笑

コミュニティシールドではドローだった場合,PK戦で勝者を決めます.このゲームから今までのABAB方式から新ルールABBA方式を採用したことでも有名です.結果は4-1でアーセナルの勝利.最後にチェルシーにとどめを刺したのがジルーだったというのは,今思うと何とも皮肉なものです.

何はともあれ最初にタイトル掲げる姿を生で観ることができたのはラッキーでしたね.

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17.08.13 Barcelona 1-3 Real Madrid @Camp Nou

続いては,2017年スーペルコパ第一戦.この年のスーペルコパはクラシコでした.

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スーペルコパとはご存知,リーガエスパニョーラ王者vsコパデルレイ(国王杯)王者のゲーム.スペイン版コミュニティシールドみたいなもんですね.ただ,コミュニティシールドと違って,各チームのホームスタジアムで1戦ずつ行い,トータルの結果で勝者を決めるルールになっているようです.第一戦はバルセロナのホームスタジアムカンプノウで行われました.

ちなみに前年のリーグ王者がレアルマドリード,国王杯王者がバルセロナでした.レアルマドリードはジダンのもとでCLも連覇しており,充実した陣容になってます.一方,バルセロナはルイスエンリケ政権が終焉を迎え,バルベルデを新たに迎えて変革の時期に差し掛かってます.さらに直前にPSGに移籍してしまったため,MSNの一角でエース格だったネイマールはもういません.現神戸のイニエスタは健在です.

ゲームは,バルセロナホームということで,終始バルセロナがボールを保持しますが,ロナウドとアセンシオのスーパーゴールもあり,バルセロナ1-3レアルという結果に終わりました.正直バルセロナはボール保持してただけで何もできませんでしたね.

途中出場のロナウドはゴールを決めた後,イキってユニを脱いで息を吐くようにイエローをゲットしてました.さらにその後,シミュレーションでイエローをゲットして一瞬にして退場になるという圧倒的茶目っ気を披露しました.去り際に主審をどつくというおまけ付きで物議もかもしました.かわいいですね笑

ちなみにこの試合,バルセロナサイドの注目度が非常に低く,スタジアムには空席が目立ちました.実際,カンプノウ開催のクラシコでの観客者数はここ十年で最低だったそうです.海外客向けの一般販売を促すために,シーズンチケット対象試合から除外したことも影響したらしいのですが,クラシコを観たい海外ファンからしたら絶好のチャンスといえますね.

17.08.16 Real Madrid 2-0 Barcelona @Santiago Bernabéu

続いて,2017年スーペルコパ第2戦.レアルホームのサンティアゴベルナベウで開催されました.

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ゲームは,再度のアセンシオのスーパーゴール,大おにぎり師匠ことベンゼマのゴールで2-0でレアルが勝利します.第一戦とは異なり,ボール保持もレアルに軍配が上がり,内容結果共に,レアルがバルサをボッコボコにした印象的な試合でした.

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事実,レアルマドリードはボール保持率53.4%を記録しており,レアルがクラシコでバルサをボール保持率で上回るのは,2003年12月6日にカンプノウで行われたリーガ・エスパニョーラ以来40試合ぶりの出来事だったとのことです.

さらに,レアルが公式戦のクラシコで完封勝利を収めたのは,2011年4月20日のコパ・デル・レイ決勝(1-0)以来,24試合ぶり.さらに本拠地サンティアゴベルナベウでの対戦に限定すると,2006年10月22日に開催されたリーガ・エスパニョーラでの対戦(2-0)以来,11年ぶり(34試合ぶり)となったそうです.

あの超絶ビッグマウスのピケでさえも「バルセロナでの9年間で、マドリードが我々を上回ったと感じたのは初めてだ。」というコメントを残しています.

この試合で印象的だったのは,小鉢ことコバチッチです.アンカーとして先発した小鉢は,メッシを完封しただけでなく,レアルの攻撃のタクトをふるっており,完全に覚醒した様子を目の当たりにしました.

一方,バルセロナのバルベルデは厳しい船出となります.しかし,このシーズンはバルサのアイデンティティをかなぐり捨てて,基本布陣を4-4-2にすることで持ち直し,リーガを制します.しかし,アイデンティティを喪失したバルセロナは,CLでローマとリバプールに悲劇的な負け方をすることになります.

この二戦でクラシコを両ホームスタジアムで観戦できたというのはフットボールファンからしたら一生の思い出です.公式戦とはいえ,プレシーズンのゲームは注目度は低く,現地観戦のハードルが低いので,ビッグゲームを観るのには超おすすめです.

17.08.20 PSG 6-2 Toulouse @Parc des Princes

続いて,2017年パルクデプランスで行われたPSGvsトゥールーズのゲーム.この試合が17-18シーズンにおけるPSGのホーム開幕戦でした.同時に,シーズン直前にPSGに移籍したネイマールのホーム初お披露目となる試合でもありました.

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試合はトゥールーズが先制したことやヴェラッティが退場したこともあり,少々手こずりましたが,最後は圧倒的な力の差を見せつけ,PSGがトゥールーズを6-2で粉砕しています.ホーム初お披露目となったネイマールは2G2Aとさすがの大暴れ.ボールが渡るごとに歓声が起こり,周りの選手もネイマールにボールを集めます.この時は,完全に王様になるものだと思ってましたね.

個人的に目を引いた選手はモッタとクルザワ.特にモッタはえぐかったです.中盤ではラビオやヴェラッティに目が行きがちですが,中盤でタクトをふるっていたのは完全にモッタでした.さらに,守備がいい加減な皆さんのせいで,守備時のタスクも相当なものだったように思えます.クルザワは現代版ハチャメチャサイドバックということでお気に入りでした.左サイドはネイマールとのハチャメチャコンビでしたが,文字通り完全にハチャメチャでした笑.サイドバックのくせになぜかゴール前にいるし,なぜかバイシクルぶち込んでましたね笑.しかもネイマールのクロスです笑.

パルクデプランスはスタジアム自体がかなりおしゃれですし,チケットも取りやすい.PSGは有名選手も多いので,現地観戦にはかなりおすすめできます.


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