ヘッドハンティングの電話…
仕事でスゴイ嫌なことがあったタイミングで、見知らぬ携帯電話からの着信とあるヘッドハンティング会社からの電話だった・・・
実は私の情報がヘッドハンティング会社に知られているんです。
そんな大した実績もありませんが、最初は9年前かな??
とあるヘッドハンティングの会社からオファーの電話がありました。
これまでオファーを数社(一桁です)から頂きまして、実際に会社の方と面談したことは1社だけですが、その会社とはご縁がありませんでした…。
「俺?」と思うけど、自分の価値を知る機会
採用を長年やっていますので、採用人事のヘッドハンティングです。
有名企業でも何でもない中堅企業の採用担当者の俺に、何でヘッドハンティングの会社から電話が掛かって来るねん?!って、正直戸惑いました。
当時は39歳の時だったかな?
東日本大震災の後で会社の状況が最悪の時に最初のオファーを貰いました。
知人で大学を卒業後、大手企業を数社渡り歩いている奴に相談してみた。
「ヘッドハンティングの会社から連絡があったの?すごいじゃん!」
「わっき~の情報を持っていて、ヘッドハンティングをしたい会社からの条件に合っているんじゃないか?っていうので、連絡が来てる状態だから、まずはヘッドハンティングの会社の人と会ってみれば良いんだよ。」
「普段は、分からない自分の評価とか分かるから、会ってみたらいいんじゃない?俺もよくそういう話を貰うけど、とりあえずは一回会ってみてるよ」
「先方の条件が、今の自分の市場価値なんだな!ってわかるから!」
というふうに言われて、会ってみることにした。
ヘッドハンティングをしたい会社のオファー内容はもちろん、ヘッドハンティング会社が、そのオファーに対して自分を選んだのか?ということを知るのは、自分の知らない自分の市場価値を知る良い機会になった。
自分が持っている愛社精神との葛藤
実際にオファーを頂いて、面談に至った会社は1社だけで、その他の会社のオファーは進展したことはない。ヘッドハンティング会社の担当者が、わっき~さんは違うな。と思った案件もあるし、実際に面談のスケジュールを組んでもらったが、断った会社もある。
家族がいるけれど、新しい会社で挑戦してみたい気持ちもあったが、やっぱり採用担当を長年やっていると、自分が声を掛けて採用した後輩社員たちのことが引っかかる。採用担当として最初に出会った私のことを信じて入社してくれたたくさんの後輩たちの顔が浮かぶと、どうしても決心がつかない。
会社の上の人間には、反骨精神しかないが、それでも自分で決めた会社、自分が頑張ってきた今の会社のことが好きだ!
(この時点で完全な昭和気質の日本人から脱却できないダメ人間。笑)
そんな理由でオファーを断ったこともある。
そして、数年前にはまた別のヘッドハンティングの会社からオファーを受けたこともある。自分の情報がどこまで知られてるんだろ?って思う一方で、そういう市場で、自分には一定の価値があるという評価がされていることに関しては、悪いことではない。と思っているので、時間が合えば、オファーの内容だけは聞くようにしている。
そして、一昨日、自分の気持ちがキレてしまったことがあって、何とか昨日、今日で持ち直して、何とか自分のやるべきことはやり終えた。
そのタイミングの今夜、ヘッドハンティングの会社から連絡がきた…。
実際にはオファー内容を聞いてみないと分からないが、今のこの案件を終えるまでは余計なことをしない方が良いと思い、かなり先の日程であればオファー内容を確認すると返答したが、それでもいい!と言われた。
何の特技もない、採用担当を長年やっているだけでそんなに素晴らしい実績をあげているわけではない私になぜ、オファーが来るのか?本当に不思議だと思う一方で、そうやって私のことを求められているということは、決して悪いことではないと思っている。実際に次のステップに進むかどうかはわからないけど、とりあえず話だけは聞いてみようと思う。
こんな感じで、数年に一度のペースでオファーを貰えたからといって、決して奢らず、自分自身を過信せずに努力し続けることは忘れたくない。
この話の後日談もちゃんと報告します!