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今の義務教育に対する個人的な感想

こんばんは。
今回は堀江貴文さんの「将来の夢なんか、いま叶えろ。」を読んでの感想を残したいと思います。主に、今の義務教育に対しての自分の考え方をまとめたいと思い、書きました。


①義務教育の必要性

今の日本では、小学校から大学または、大学院まで進学すると16~18年間学業に取り組むことになります。ですが、そんなに勉強してるのに、いざ社会に出るとお金の知識や目上の方との話し方、電子メールのマナーなど社会で知っておかないと通用しないことは教えてもらっていないと感じます。

このままではまずいと思い、最近はお金の知識や敬語を自分で調べるようになりました。

そもそも今回の本を読んでいても感じたのですが、小学校から学び続ける5教科と社会にでてから必要になる知識にギャップがあるのにも関わらず、人生の4分の1ほどの時間を費やしてまで学校側が身につけさせたいことは何だろう?と疑問に思ったことが今回の本を選んだきっかけです。

この本では、小学生・中学生の段階から夢中になれるものを見つけ、没頭することが大事だと書かれています。

しかし、自分が小学生から中学生または、高校生の間は、どれだけ5教科の知識を頭に詰め込み、テストでハイスコアを出せるかが大事だと感じていました。

今でいう、思考停止状態だったと思います…。(当時は思考停止すら分かっていなかったですが。)

勿論、5教科を学んでいく上での根本的な部分を鍛えたいというのは分かります。例えば、数学を勉強することで論理的思考能力を養いたい。という狙いは理解することはできます。他にも国語や社会にもそういう狙いがあるのも理解はできます。

ですが、それは十数年もかけないと身につかないことのでしょうか?また、その根本的な部分を鍛えたいということを先生方が丁寧に、生徒に対して指導しているのでしょうか?

「宿題をやることは大事なことなので皆さんきちんとやりましょう」
と自分は教わりましたが、今考えると、提出期限までに与えられたタスクをきちんと高い質でやりきるのが本当に重要なのであって、宿題を適当に片付けるようになってしまえば、それこそ無駄な時間だと思います。

無駄な作業は自動化。ペーパーレス化の促進。が社会では頻繁に挙げられているにも関わらず、学校は間違えた漢字を10~20個ノートに書かせたり、長期休暇に大量のプリントを配布したりします。

現在は、感染症が流行し、いつ収束するかも分からない状況です。
小学校・中学校のオンライン教育制度が整っていないのも少し不安です。
自分には中学生の弟がいますが、コロナウイルスでの休校時に宿題を配布するためだけに中学校に登校させられたそうです。

そこまでして配布する宿題にはどんな意味があるのでしょうか?

タブレットを導入しろ、とまでは言いません(予算等の問題、その他様々な問題があるため。)が、このYouTubeを見て勉強しておいてください。で大丈夫だと自分は思います。

今はネットに優れた教材が沢山落ちています。中学生でもスマホは持っていますし、本当にスマホもネット環境もない方には、学校側からタブレット端末を配布とすれば問題は限りなく小さくなると思います。

逆にそこまでして宿題をさせたいとなると、先生側の精神安定剤になっているのではないかとさえ、思ってしまいます。。

自分はここから、そもそも「学ぶ」とはどういうことなのだろう?と感じました。

本来、自ら知りたいことを学んでいくことが勉強の楽しさだと感じています。そして、知らなかったことを知ったときの楽しさを「学び」というのかなと大学生ながら考えています。自分も大学に入ってからWebサイト制作に興味を持ち、現在独学で日々勉強しています。ですが、大学に入るまでは正直日々の勉強をこなすだけで、自分から学ぼうとはしていなかったと思います。

勉強自体は好きなので、全く苦労はしていませんでしたが、「将来何やりたいの?」と聞かれると何をやりたいのか分からないと答えていました。「何に興味があるの?」と聞かれても同じ答えでした。

正直、答えを求めること自体無理だと思います。

自分は、今回の本を読んでいて、
「地図を持たない子にどこに行きたいの?と尋ねているみたいだな。」と感じました。学校の先生は「教える」はするけど「引き出す」はしないなと感じます。

まず、どういう道があるのかを生徒たちに教えて欲しいなと思います。勿論、5教科等を教えるのも大切ですが、それ以上に何に対して夢中になって取り組めるのかを引き出してあげないと、ただただ"学校にとって"優秀な人しか生まれないのではと考えます。

結論として、先生方の「教える」仕事はネット教材などで負担を分けて、「引き出す」仕事に対して力を注いでいただきたいなと小中学生の頃の自分を振り返って感じました。


②失敗の後の教育

小学校・中学校から「失敗をしないための教育」を受けてきたなと、この本を読んで感じました。

特に、顕著に表にでるのは「進路」を決める時だと思います。

自分の学力に釣り合わない中学校・高校を希望すると、決まって「無理だ。この学校はどうだ。」と別の学校を薦められます。

勿論、そこできちんと先生や親に自分の希望をプレゼンできない本人にも問題があるとは思いますが、すぐに否定されてしまうと、弱い立場にいるものは大抵あきらめて従ってしまうと思います。

自分はそこで「その進路に進んでどういったことがしたいのか/学びたいのか?」を先生方には聞いていただきたいと思っています。もし、理由がきちんとあるのであれば、本人もプレゼンすると思いますし、逆に理由がないのであれば本人も進路希望を見直すきっかけになると思います。

頭ごなしに否定し、失敗する前にレールを敷きなおす教育は好きではありません。

失敗したあとどうやって改善していくのか、または失敗しないために今の環境・生活をどう改善していくのかを教える教育の方が自分は大事だと考えます。

結論としては、「失敗する前に、失敗をした後に、どうやって改善したら良いのかを生徒と考える教育が必要」だとこの本を読んで感じました。


以上、簡単ではありますが、今回の本を読んでの感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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