わたしの中の図書館
わたしの中には図書館があります。
経験や記憶に基づいた本がみっちり詰まっていて、大きなテーブルと白いカーテンのついた大きな窓があって、訪れるといつも夕暮れで穏やかな風がカーテンを揺らしています。
わたしの意思で本を選ぶこともあるし、他者からの言葉でとりだしたり、わたしでありわたしでないような小さな綾波レイや渚カヲルくんが溢れる夕焼けのオレンジの中で本を読んでいたりします。
こうやって言葉にならない感情を、情景やオマージュから言葉にすること。
そうすることでわたしはわたしを保ちやすいし、とても安心できる。
最近それに気づきました。
よいことはわたしにまた訪れてくれるように。
悪いことはユーモアを交えて。
胸の中だけにあればよかったけど‥
蔵書は一生増え続けていくと思うので、わたしはおばあちゃんになってもその館長であり続け、そうしてやっぱり図書館の蔵書が誰かの力になれたら‥と思うのでした。
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