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2023年3月15日

これは、わたしが産業カウンセラーとして社内SNSで発信した記事です。

おはようございます😃

子育ての記事で、

「何度言っても忘れ物がなくならない子供」
「友達とのトラブルが多すぎる子供」

に対して、それを【正そう】とするとかえってその問題行動が増える場合があると読んだことがあります。

大事なのは【子供がどうしたら楽しく過ごせるのか】と考える視点なのだとか。あくまでも、親は子供の味方となって、背景やその奥底にある気持ちを見てあげながら、理解しようとすることが大事、とありました。

これって、大人である【自分】との接し方にも繋がる気がするのです。

どうしても仕事でうまくいかないことがある
仕事でミスが続いて怒られてばかり

というとき、
それを改善し、正そうとする気持ちは大事だけれど、自分にムチを打つだけでは、改善って難しいな、と。

ムチを打つたび、ストレスも重なるし、その度に自分を否定することになるので自分のエネルギーは確実に減っていきます。

自分の味方になって、その背景を見たり、もっと楽な気分で仕事を進めるにはどうしたらいいかを考えれば、ミスをした時に自責が減るだけでなく、ミス自体も減る気がしています。

子供の話に戻りますが、

東北大学加齢医学研究所の瀧靖之教授は、「あまりにも強く叱りすぎるなど、不適切な言葉がけを繰り返すことが、子どもの脳に悪影響を与えるのは間違いない」とおっしゃっています。

また、『子どもの脳を傷つける親たち』(NHK出版)の著者で小児神経科医の友田明美先生によると、虐待まではいかなくても、日常的に「不適切な養育」を受けてきた人の脳を調べると、傷がついて変形していることがわかっているのだとか。

叱ることが脳に影響するなら、わたしは、自分が自分にする言葉がけだって、脳に影響するんじゃないかと思うのです。

だから、ミスを責めれば責めるほど、ミスが増えるという仕組みなのでは、と。

自分を否定する言葉ばかり脳内で繰り返していたら、ストレスホルモンのコルチゾールも増えるわけで、そうすると幸せホルモンのセロトニンが減って、うつになりやすくなりますし。ホルモンの面から見ても、影響大な気がします。

大事なのは、【自分がどうしたら楽しく(楽な気持ちで)業務に携われるか】を考えること。

どうしたら気分良く働けるのかを考えながら、【自分の味方になった上で】試行錯誤を繰り返していく、ということだと思っています。

自分に寄り添う優しい意識

忘れがちだと思うのですが、大切な脳🧠のためにも、思い出していただきたいなぁと思います😊

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