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ティール組織勉強会 第Ⅱ部 第3章 自主経営/プロセス~危機発生時の意思決定(P171)

<著書 要約>

元軍人(落下傘部隊)のゾブリストさん。
彼が社長に就任後、戦争が勃発し、顧客からの受注が減り経営難へ。
会社を守る為に、従業員(臨時社員)のカットを決意する。
ここで、全従業員を対象にミーティングが行われ、ゾブリストの現段階での意思を表明する。
様々な意見が飛び交い、その内の一つに、「全体的な稼働率を下げ、従業員に対する支払いを下げて、臨時社員のカットを減らせばどうか」と言う意見がでる。
ゾブリストもその案に賛成する。

ティール組織(フレデリック・ラルー著)

◆◆スタッフSさんの感想◆◆

  大きな決断とは、組織のトップの考えや意思を伝える事も大事ではありますが、様々な人達からの違った物事の見え方、感じ方を多角的なビジョンで取り入れた方が、早く答えが出たり、またより良い案が成立する可能性もあるのだと感じます。
意見を言う方は、意見が利己的にならない様に注意し、また受け手はそれを熟考し冷静にフラットな視線で物事判断しなければならないと感じます。
 また、それ(出た結論)が正しいかとは、実証してみなければ分からない事が多い事が常ですが、数ある意見の中、自分のエゴをなくして純粋に会社や世の中の為に、これが最善であると決断する為には、まず今までに自分が培ってきた知識や経験を一度、形から外して相対的なな物の見方が出来る様にならなければならないと感じました。
一度、自らの行為により経験した事柄や経験を外して行く事は大変だと思います。
それは、自らの潜在的な意識の中に記憶や印象として深く刻まれるからだと思います。
嫌いな食べ物を急に好きになれる訳もなく、嫌いな人の意見は理由もなく断ってしまいそうです。
納豆が嫌いであれば、それが例え納豆でなくとも、納豆に内属する要因(匂いや姿、形、色)が似ていれば、食べた事のない食材でもそれを否定する様にも感じます。
それは食べ物でなくとも人間の姿形、思考の在り方にも十分に当てはまる事だと思います。
また自分がもし、ライオンであり死後、ウサギに生まれかわった時に、万が一ライオンであった時の記憶があったら、絶対に忘れられず、プライドを捨てられ無いと思います。
これは人生で経験する役職などの自分が演じる立場でも同じ事だと感じます。
本来の自分の外側には自我であったり五感から得た精神活動など、様々な物が強く癒着している様に思います。
これらを外して行く為に、自分にはどんな事が必要なのか?
まずは自分を知る事からだ
と感じます。

◆◆スタッフMさんの感想◆◆

 選択は一瞬一瞬なので、みんなで決めた事をまずやってみて、また状況の変化に応じて選択する自由があると思います。
自分の中にも、色々な経験があり、違った感覚を持ついくつかの自分がいる事を感じます。
どうして行くか、はいつも自分の声を聞きながら臨機応変に対応できたらいいなと感じました。

◆◆加藤院長 コメント◆◆

 おっしゃるとおり、本当に物事の理解を深めていくためには、自分を一度外すことが必要で、とどのつまり「一度自分を外すこと」が、よりできるように 多くの健康法 、宗教があるのかもしれません。
ヨガ しかり、 太極拳しかり、もしかして、人生も、、
 そして、おっしゃるとおり、外すためには、「知る」必要があるとおもいます。

◆スタッフHさんの感想◆◆

 自分を知ることは難しいことですが、一つ一つ自分のことを知っていくためにも色々な感情や感覚をどんなふうに自分は感じているのか知ることから始めていきたいと思いました。


◆◆スタッフSさんの感想◆◆

 自分を知ってるつもりでも全然見えていなくて他人から指摘されて気が付く事も多々あります。まず知ろうとする事から始めたいと思いました。

◆◆スタッフYさんの感想◆◆

 物事をひとつの側面からだけでなく、多面的に見られる目を持ちたいと思いました。


◆◆スタッフNさんの感想◆◆

 元軍人で縦社会の中で生きてきた人が、表明したことに対しての部下の意見を聞き入れたと言うことが凄いことだと思います。
  これが世界の見方が変わったとき次の段階に進むことができるということなんだろうなと感じました。


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