大切な感覚

SNSをやめて、今私の傍にはいつも本がある。

昔は、文字を食べて生きている、くらいに本の虫で、美女と野獣のベルのように読みながら人混みを歩けるほどだった。
でもいつからだろう。
本を全く読まなくなって、興味がある本もなくなって、昔から好きな小説をパラパラと読むくらいで新しい本はいくら本屋巡りをしてもトキメキすら抱くことが出来なくなって。

正直悲しかった。
変わっていくことは好きだけど、そこは変わりたくなかったから。

本を持ち歩いても結局SNSを開いてる自分がいて、なんだか悔しいような悲しいような、モヤモヤとする日々だった。
でも今日はまた新しい本に出逢えた。
この間も5冊も出逢えた。

嬉しかった。またトキメキを取り戻した。文字を食べて生きているって実感出来た。幸せだ。
ブログとかを読むのは好きなので、多分完全にSNSから離れるってことはないと思う。
だけどこのくらいが自分に総じてあっていたんだな、アナログなくらいがちょうど良いのだな、幸せだな。
ページをめくる幸せ、文字を読みながら心に落としていく幸せ、この幸せは何にも変えられないな。
大切な感覚やことはちゃんと戻ってきてくれるのだ。私が見失わなければ。

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