【コーチング体験記】そもそも私はそんなヘマしない
コーチングを受けようと思った理由。
“変わりたい”
この時の私は社会人27歳。
最近よく聞く「クォーターライフクライシス」真っ只中だった。
仕事も恋も悩みっぱなし。
そんな時インスタグラムの広告のコーチングが目に留まった。
自分の力で自分の住みたい場所に住みたいし、
それが実現できた上でパートナーを見つけたい。
ずっとそう思ってきた。
自信を持って生きていけるように挑戦してきたこともある。
・1年間映像翻訳の学校に通う
・コーヒーインストラクターの資格をとってみた
・大学卒業以降も英語の最低限のレベルは落とさないよう努力をしていた
・マッチングアプリを登録して10人くらいとやり取りや出会いに出かけた
でも両方ともうまくいかなかった。
もう自分で頑張ることが疲れてしまった2024年。
すがる思いでコーチングの体験に申し込みをしたのだった。
どんな感じ?
体験レッスンはzoomを使って行った。
担当の方は男性で筋肉質で体格のいい活発な感じの人。
zoomだったからかわからないけど、フィルターがかかっていて可愛げのある人に見えた笑
まずはお互いの自己紹介。
そして印象的だったのは、3つの約束事があることだった。
①お互い本当のことを話す
②絶対にあなたを否定しない
③ただあなたが変わるためなら少し心がちくっとするようなこともある
正直私の不安は、本音を話したら泣いてしまうということだった。
予想通り泣いてしまったんだけど笑
でも、私が今まで努力して見てきたことが実を結ばずに苦しかったことを伝えて涙が出た時は、結構本気でここで変われたらすごいかも知れないと思っていた。
「20分間の拷問」
過去の私の歩んできた道の棚卸などを話して50分ほど経った時、
ついに実際のコースに進むための料金説明の話にじわじわ切り替わっていく。
こういうセッションてここが1番緊張する瞬間だ。
あえて相場を調べなかったのだけど、
きっと高くて1回2万円×5回とかで合計10万円とかは言われるかもなと予想はしていた。
TVのバラエティーの如くいい場面の前でCMで溜めに溜められて提示された金額。
税込60万円
正直、「え?ホンマですか?いやナイナイ」って思いました。(関西人でもないのに)
本当人が変わるには時間とお金がかかるという現実を叩きつけられました。
そりゃ、27年も自分で変わろうと色々試してきた自分が変わらなくて今も悩んでるんだから!
でも、涙を流して本音を言った後だから60万で変われるならこの先の人生考えたら回収できるし安いかという考えもよぎった。実際コーチングの人にも言われた。
この時かコーチングの目が変わりました。
「さぁどうですか?」
ここからが拷問の始まりです。
私「正直悩んでいます」
こ「なぜ?悩む理由は?」
私「正直料金が今は余裕がありません(翻訳の学校で40万払っていてこれ以上お金で何とかするのはもう疲れた)」
コ「でも、頑張ってきたけど変われなかったんですよね」
「変われるのにそのチャンスを掴まない理由がわかりません」
このやりとりを本当に20分くらいやったんです。
全然逃げられませんでした。
お金が理由で躊躇う自分も情けないと思うほどでした。
でも、その気持ちを払拭する話があったんです。
“そんな私はそんなヘマしない”
60万円を渋る私にコーチングの方は自分の体験談を話してくれました。
「私は過去に〇〇〇万円の借金を背負って、金銭的にも精神的にもボロボロで自信を失っていました。僕自身もこのコーチングに出会って前向きになって人生が変わったんです。今は借金も無く、ここで自分がコーチングをする立場になったんです。僕みたいに変われるんです」
それはすごい。と一瞬思ったんです。
自分を立て直す力。
.......ん?待てよ?
私借金するヘマなんてそもそも絶対しなくない?
私は絶対にいろんなこと調べてからやるし。
いや、コーチングの人より「挑戦してないじゃないか」と言われたらその通りです。
決定的なのは、変われたとしても「あなたみたいにはなりたくない」と思ったのです。
この結論は流石に本人には言えなかったので、私はやりませんと本当気持ちを自分で奮い立たせながら言いました。
60万円で変わらない選択をしますと。
そうしたら、コーチングの人と目は明らかに冷めていきました。
終わりの挨拶も適当だったし。
熱弁したのに受け入れてもらえなかったら悲しいよなとは思いました。
ズームを切った部屋は嵐が過ぎ去った後のようでした。
60万円を払わず“変わらない選択”をして得たこと
どんな状況に追い込まれても自分を冷静に保って、自分にとって正しい選択ができたという自信。
他にも変わる方法はたくさんあるとうこと。
こんな選択ばかりしてるから、変わらないと言われたらもうごめんなさいです。
27歳のペーペーの体験談でした!
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