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頑張れと言われて頑張れるかどうか

子供のときに事あるたびに頑張れと言われ、時に半べそになりながらもやりきる。

  • 諦めようとしたとき

  • 負けそうになったとき

  • もうちょっとの踏ん張りがほしいとき

この魔法の言葉で乗り切ってきた人は多いと思う。
だから自分も相手に対してこの魔法を使いたくなるし、
お互いこの魔法を知っているからこそ力が湧いてくる。


パワーをもらえるこの言葉も、相手の状態によってはとどめを刺すような一言になることも知ってほしい。
言われて今まで辛いと思ったことがない人は、ある意味幸せだと思う。


怪我や病気でどうしようもないくらい追い込まれているとき、
頑張れと言われても「頑張れない」としか思えない。
自分自身が病気の悪化で瀕死の状況になったときに正にこの思いだったから、我が家では頑張れは禁止になった。
この言葉にこれほど重みがあることは正直経験しないと分からなかった。
この重みを知ったから、指導担当の生徒を救えたと思う。

笑顔絶えない生徒から笑顔が消え、なんとか話を聞きだせば誰にも助けてもらえずギリギリの状態。
頑張れなんて一度も言わなかったし、よく使いそうな励ます言葉も一つも使わなかった。
生徒が求めている救いの手は応援ではないという事。
気付けるかどうかは指導経験ではなく、この重みを知っているかどうか。
学校で救えないというほど、この重みを感じている指導者は少ない


使う人が悪いわけではない。
重みを知らない事はむしろ普通だと思うから。
でも、笑顔が消えかけている人にはどうか使わないであげて欲しい。
間違わないためにも、会話するときは目(顔)を見るというのは大切なんです。
電話やメールなどでの相談がスマホ時代で主流かもしれないけど、目が見れないから実はすごく難しい。
本当に頼れる相手には会って相談するのがオススメです。
頼られる人間になるためには言葉の重さを知っておいて損はないと思います。



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