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テストは楽し

ニンテンドーswitchのソフト「ポケモンスナップ」のおかげで、すっかりポケモンの虜になった我が子たち。

特に息子は四六時中、口から出る言葉はポケモンの名前ばかり、話題はポケモンのタイプのことばかりという状態になってしまいました。

そこで、息子と二人での留守番中に、思い付きでポケモンテストなるものをつくり解かせてみることに。

すると案の定すぐに飛びついて、「なんだっけな~」と頭を悩ませながらも楽しそうな様子。息子はまだ保育園なのでカタカナの練習にいいと思い、名前を正しく書く問題や、好きなポケモンとその理由を書くという文章問題も用意し、さながら学校の教材のようです。

負けず嫌いの息子ですが、解けなかった問題はしっかり復習し100点に直したところで、「ねぇ、もう一回作って」と、おかわりをしてきます。

まぁ、こちらもまんざらでもないので、よしきた!と次のテストの作成へ。


すると、「私もやりたい!」としばらくして帰ってきた上の娘と、ポケモンなぞ知らないのに嫁さんまで参戦しだし、気づけば我が家は大試験会場となっていました。


で、問題は例えば、

1⃣ つぎのポケモンのタイプをこたえましょう。

① イシツブテ(      )、(      )

② スピアー (      )、(      )

2⃣ つぎのポケモンしりとりをかんせいさせましょう。

① リングマ→(      )→リーフィア

② ユキメノコ→(      )→タマタマ


といった初級問題から、


3⃣ つぎのポケモンへのこうげきがもっともつよくなるタイプはなんでしょう。せんでむすびましょう。

① ギャラドス ・          ・くさ

② オンバット ・          ・ほのお

③ ヌオー   ・          ・でんき

④ ユキノオー ・          ・こおり


といった脱初心者向けの問題まで作りました。子供たちはポケモンカメラマンではありますが、ポケモントレーナーではないので、この問題には苦戦していました。



テーブルにカリカリと響く鉛筆の音。久し振りに聞く渇いた音色に触発され、僕も問題を解きたくなってきました。

思えば、学校の試験とか嫌いじゃなかったんですよね。今でもたまーに無性に英文を書いてみたくなったり、計算を解いてみたくなったりします。

問題を作るのも楽しいですが、それと同じくらい解くのも楽しいのです。

ということで、「オレにもテストを!」ってことで、続けてそれぞれが得意分野の問題を作り解き合う大試験大会が催されることになりました。嫁さんがスピッツの、上の子が鬼滅の、下の子が恐竜のテストを担当しました。

「スピッツのシングル曲のリリース順なんて知らねえ~!」

「水の呼吸の伍ノ型なんてわから~ん!」

「カルノタウルスが何の恐竜の仲間かなんて知るわけない!」

などと思いながらも、分からないなりにどうにか答えを埋めてみます。意外と惜しかったり、全然見当外れだったり、我が家の大試験大会はますます白熱してゆきました。


結果、ポケモンテストだけで一日に5枚というハイペース(笑)ほかのジャンルの物も含めると10枚もの試験を実施しました。これが年中の息子のカタカナマスターに一役買えばいいなあ。



この歳になって、学ぶことの楽しさがようやく分かってきました。
そこには、テストでいい点を取るだとか、合格するだとかという余計なプレッシャーはなく、純粋に知識を深めたいという静かな欲求があるだけです。別にそれが今後の人生に活かされることはなくても、知らなかったことを知り「へぇ〜」と感じる、その一瞬を味わいたくて、そして鉛筆の奏でるメロディを聴きたくて、僕はまた机に向かうのです。


さて、明日はなにサウルスのテストかな😆



お越しいただきありがとうございます。ではまた!

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