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Vol.48:思惑を合わせる

※こちらの記事はニュースレターからの転記です。興味のある方はぜひ下記リンクから登録をお願いします!

『チームを整えるあれこれ』は、チーム作りに関する情報やノウハウを発信するニュースレターです。週のはじめに、筆者が先週のチーム作りの現場で重要なポイントだと感じたことと、チームを整えるあれこれな観点で気になった記事を紹介します。


✨ 先週のチーム支援トピック

チーム一丸となって、目標に向かってがんばろう!──と言うのは簡単です。みんな、イメージもわく。その状態を作ることが、チーム作りの基本と言ってもいいのかもしれません。しかし、現実は、いざやろうとすると難しい。

新しい年度にむけて、組織やチームに動きがでる時期ですね。新しくチームが作られたり、メンバーの入れ替わりがある。組織やチームの方針は、もちろん決まっていきますが、個人の方針をそこに合わせていくと、チームの総合力が上がります。そのための具体的な手法として、3つのプラクティスを紹介します。

① サクセスファクター

チームの各メンバーや、その周りにいる関係者は、今のプロジェクトが成功したらどういう状態になるのか。そのイメージを合わせるためのやり方です。やってみると、みんなの目標が、うなり声とともに合わさっていく様子が見られるでしょう。

詳しい手順が気になる方は、ぼくの過去の登壇資料を見てみてください。

② ドラッカー風エクササイズ

過去の投稿で紹介した、自分とチームの期待をすり合わせるワークです。下記4つの問いを通じで、チーム内で、それぞれの役割について対話をします。

  • 自分は何が得意なのか?

  • 自分はどうやって(チームに)貢献するつもりか?

  • 自分が大切に思う価値は何か?

  • チームメンバーは自分にどんな成果を期待できるか?

③ 思惑を話す

もう少し、簡単にできるのは、「思惑をお互いに話す」ことです。個人的に、そのプロジェクトを通じて得たいこと、成し遂げたいことを語り合います。

最近、4月からはじめる、とあるプロジェクトのメンバーとぼくとで、思惑を話し合いました。ぼくはチーム作りの新しいアプローチを試していくこと、相手は新しい技術を導入することが狙いだでした。お互いの考えを知っておくことは、日々の仕事の中での助け合いやスムーズなコミュニケーションに繋がります。

なぜ、個人の目標とチームの方向性を合わせると良いのでしょうか。それは、キャリアの文脈でよく紹介される、下図の状態になる確率があがるからです。やりたいこと、できること、求められていることが合わさっていると、モチベーション高く、自律的に動くことができます。それは、個人にとっても、チームにとっても、よいことです。プラクティスを通じ、自分自身で言葉にすることにより、チームで働く、より具体的なイメージを作っていくのです。

📝 気になった記事紹介

信念に基づいた決断を下す3つのコツhttps://forbesjapan.com/articles/detail/46264

意思決定は難しく、指針はその手引きとなる。指針を守るにはそれを書き出すだけでなく、意思決定のプロセスに人間的要素があるようにし、議論と改善の機会が用意されていることを確認すること。

成果を上げているチーム・リーダーの特徴と3原則とはhttps://pencil.schoo.jp/posts/LjrY6zq5/

成果を上げている組織の10の特徴は、自分のチームをふりかえるのによいかも。

早過ぎる意思決定は、結果として非効率 あえて「すぐに決めない」リーダーが、より良い解を導ける理由
https://logmi.jp/business/articles/326229

良い意思決定や、対話の重要性について説いている。「対話」の目的は理解すること、「議論」の目的は決めることという表現は、なるほどと思った。

人間関係を良くするために、まず理解すべきは「自分の感情」 心の知能指数を高める「話を聴いてもらう」経験
https://logmi.jp/business/articles/326198

今日のトピックにも紐付く内容。話をすることで「納得度」「共感度」が上がっていく。

🍵 編集後記

『チームを整えるあれこれ』は1周年を迎えました!購読いただいている、みなさまのおかげです。いつもありがとうございます。定期的なアウトプットの場としてはじめたニュースレターですが、SNSで反応があったり、購読者が増える度に嬉しい気持ちになっています。これからも、チーム作りに役立つ情報を発信していきたいと思います。今後とも、よろしくお願いいたします。

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