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【映画感想】飼ってる犬がそうさせた【セブン】

セブン 1995年/デヴィッド・フィンチャー

「ヘミングウェイがかつて書いた言葉がある。”この世は素晴らしく、戦う価値がある”と。後半には同意する」

※あらすじはNetflixから引用

・あらすじ

7つの大罪に見立てた残忍極まりない殺人が繰り返される。殺人課のベテラン刑事と新人刑事のコンビが、一刻も早くその殺人鬼を捕まえようとするのだが…。

・感想

・インフェルノの後に観たから脳内がダンテでいっぱいになっちゃった!とか言ってられなかった…震えた。

・上映時間8割程で最大の盛り上がりが来て最後の方は不穏で生暖かい雰囲気になって終わる、そういう映画が大好きなのでセブンは私の好みど真ん中だった。

・出演者に着目することが少ない私でもすぐにわかる豪華さとそれに負けない脚本の強さ、客を飽きさせない演出。そりゃ名作だよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜~~意味深なセリフが吐かれて嫌な雰囲気が流れ、案の定キツイことになるんだけどそのキツさが異常。鬱に鬱を塗りたくった感じ。敵わない、助けて

・ミルズからの「2か月も経つとみんな興味を失い、全て忘れてしまう。」という言葉に対するジョン・ドゥのアンサーはこの映画の象徴と言える気がする。

「まだ全部終わっていない。全てが終われば、その結末は人には理解されにくいだろうが、認めざるを得なくなる。」

・全体的にコントラストが強くグリーンが印象に残る画面と降り続ける雨によって、街や人々の鬱屈とした雰囲気がうまく表現されてるように感じる。そしてその鬱屈さと新人刑事ミルズの明るくやる気に満ちた性格の対比が残酷で面白かった。



おわり



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