あなたの才能を最大限に発揮し、お金を増やす方法

『ここに1000円の入った封筒があります
この封筒の中身を2時間で"増やして"下さい』

あなたなら何をしますか？

同じ質問を後輩3人にしてみました

1人目
『パチスロでワンチャン増えるかやってみる』
2人目
『ポケモンカードを買って転売する』
3人目
『スクラッチくじを買って当たれば増える』

という面白い回答がもらえた
しかしどれもギャンブル性が高い
パチスロとスクラッチくじは言うまでもなく賭けだ
ポケモンカードは今なら未開封で売れば利益が出るかもしれない
だがまず手に入らない
簡単に手に入るポケモンカードもあるがその場合レアカードを当てて転売しなければ利益は見込めない
となるとこの3つの方法では"増やして"というお題に対して"増えない可能性"が高すぎる
増えなかった場合はその時点でミッションは失敗である

話は変わるがスタンフォード大学という大学を知っているだろうか
世界の大学ランキングというので3位のとんでもなく優秀な人が集まるとにかくやべぇ大学である
ちなみに日本一の東大は世界では39位だ

そんなやべぇ大学に通うとんでもなく優秀な学生に最初の質問をぶつけたらどんな答えが返ってくるのか気にならないか？

今回はスタンフォード大学の5ドルの挑戦という話を紹介したい

スタンフォード大学で実際にあるクラスの学生に出された課題

• クラスを14チームに分ける

• 各チームには"5ドルの入った封筒"を渡す

• 期間は水曜日の午後から日曜日の夕方まで

• 計画を練る時間は期間内ならいくら使ってもかまわない

• 1度封筒を開けたらそこから2時間以内にお金を増やさなければいけない

• どんなことをしたのかを1枚のスライドにまとめ日曜日の夕方に提出

• 月曜日の午後チーム毎に3分間で発表

1つ目のチーム
元手の5ドルで洗車道具を買いお客さんを集め洗車サービスを行った

2つ目のチーム
元手の5ドルでレモネードの材料を買いレモネードスタンドを開いた

この2つのチームは5ドルに自らの労働力をプラスする事でサービスや商品を生み出したわけだ
例えば最初の1時間で得たお金でさらに洗車道具やレモネードの材料を買い足せば残りの1時間の利益効率は上がるだろう
そのタイミングを見極めればなかなか増やせそうだ

しかしこの2つのチームはじつはクラスの中では下の方の成績だった
さすがはスタンフォードの学生だ
レベルが高すぎる
私からしてみたら上の2つのチームの話だけで十分関心してしまった

しかし次はもっと稼いだチームの話だ

3つ目のチーム
自転車のタイヤの空気入れサービス
まず学生会館の真ん中で自転車の空気圧を無料で調べてあげて必要なら1ドルで空気を入れるというサービスだ
1時間が経過した頃サービスを受けた人達が思いのほか喜んでくれたことで1ドルという価格を請求するのをやめ寄付をお願いする作戦に変えた
すると一気に収入が増えたと言う

4つ目のチーム
レストランの予約席の販売
まずいくつかの人気のレストランに予約を入れ
予約時間が近づくと行列の後方の人たちに話しかけ長時間待ちたくない人たちに予約席を売る
少しすると面白いことに気づく
女子学生が話しかけた方が予約席が売れやすいということだ
そこで男子学生がレストランの予約をとり女子学生が並んでいる客に話しかける作戦に変更した
最高で予約席は20ドルで売れた

この2つのチームのポイントは元手の5ドルに全く手を付けていないということだ
5ドルを使って増やそうと考えると視野を狭めてしまう事に気づいたからだ
5ドルはあってないような物と考え元手が無いのにお金を稼ぐにはどうすれば良いかを考えたのだ
そして客の反応をみて途中から軌道修正した
その作戦が功を奏しどちらのチームも数百ドルもの大金を稼ぐ事ができた

この２つのチームはかなりクラスの中でも高い評価を得た
しかし最も大金を稼いだのは次のチームだ

5つ目のチーム
月曜日の3分間の発表の時間を価値のある商品と考えその機会を企業へ売り込んだ
買ってくれる企業を探しその企業のCMを作成し本来発表するはずの3分間でそのCMを流した

このチームはもっとも価値のある資源は元手の5ドルでもなければ2時間でもなく月曜日の3分間の発表の場こそがいちばん貴重な資源だと考えた
その3分間は言い換えれば
"スタンフォード大学の優秀な生徒へのプレゼンテーションの場"ということになる
そこで企業のCMを流せば企業からしたらとんでもなく優秀な人材を手に入れる事が出来るかもしれない機会となる
お金出してでもその機会が欲しいという企業はたくさんいるだろう
結果このチームはたったの3分間で650ドルもの大金を稼ぎクラスでいちばんの成績を獲得した

他の9チームも当然かなり優秀だ
5ドルの投資のリターンはクラスの平均で4000%にもなったそうだ
【スタンフォード大学の学生】という銘柄があったら迷わず購入するだろう

今回はとんでもなく優秀な人の【お金を稼ぐ方法】についての考え方を紹介しました

私はある時この話を知ってとても感銘を受けたが
『世の中には凄い天才がいるもんだなあ』
なんて陳腐な感想しか出てこない辺りが私の凡人たる所以なのだろう
実に自分らしい

そんな凡人のnoteを
最後まで読んでくれて
どうもありがとう