中国の黒鉛輸出規制　間も無く、始動!! 何が、どう、厄介なのか？

ガリウムに続き、今度は黒鉛までも・・・・。
先月報道された『中国の黒鉛輸出規制』についての投稿です。

一言で言うと"困惑"です。この報道がなされたのは10月20日で丁度1ヶ月前での出来事でしたがこの報道が出るや否や筆者も本職で取引先及び社内各所から「影響について」のヒアリングが飛び交いました。
(ご存じの方には釈迦に説法ですが、筆者は商社で務めており、そう言う問い合わせが真っ先に来る対象です。)

化学業界の日経新聞的存在である化学工業日報だけでなく、日経新聞でも記載されてましたので、ビジネスマンの方であればほぼ皆様が知っている、もしくは認知はしているのではと思います。

厄介なのは、影響の度合いがはっきりしないこと。

今回の輸出規制は12月1日より始動とされており、上述通り今後黒鉛関連製品で規制される商品の定義も公表されてはいるものの、"輸出禁止"ではなく"輸出規制"ですので実際の影響がわからないと言うのが悩みどころです。

それでいて黒鉛という商材は下段でも触れて行きますが非常ひ用途が広く中国依存度の高い鉱物。これを機に黒鉛のそもそもの話や、なぜ中国依存度が高いのか簡潔に説明して参ります。