【紅海問題】政治、宗教、そしてビジネスへの影響
中東の「紅海」でイエメンのフーシ派と呼ばれる反政府勢力がその海域を通るタンカーや商船を襲いまくるという世界的なニュースが話題になりました。今でこそ少し落ち着きましたが、素材業界で海外との取引をしているビジネスマンにとっては2024年早々、振り回された方も多くいらっしゃったのではと思います。
事実、筆者も商社の立場としてこの紅海問題に関する問い合わせや状況説明に奔走する時期がありました。初めて聞いた方には、「中東の話とどう関係あるの?」という感じに聞こえるかもしれませんが、日経新聞でも一時にぎわうほど我々の身近な所に波及してきたのです。
この問題は我々が小中高で習ったアカデミックな話から、最近の戦争の話、そしてビジネスの話を一気通貫で関わっくる壮大なストーリーが背後にあります。ということで、世界で起きている歴史的、宗教的時事ネタがまわりまわって日本のビジネスの世界に波及してくる様子をざっくりとお伝えできればと思います。
まずはざっくり整理から。
極端にいってしまうと宗教問題がこじれにこじれて、素材の値上げに繋がりました。この一連の各事象をそれぞれ10秒程度でしっかりと理解できる様にそもそもの点から解説致します。
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