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【読書メモ】「バッタを倒しにアフリカへ」

こんにちは。SOです。

以前から気になっていたものの、とうとう手を出してしまいました。
こちら、前野ウルド浩太郎さんの「バッタを倒しにアフリカへ」です。

いや、表紙のインパクトよ(笑)
この表紙を見ると、ふざけてるようにしか見えませんよね。

事実、私の会社の方も「おすすめされたので本屋で探してみたけど、表紙を見て、本当にこの本だったかと自信が持てなくて、結局買わずに帰ってしまった」と仰ってました。
私は最初に妻からおすすめされたのですが、正直なところ芸人さんかタレントさんが書いた本なのかなと思い、放置していました…。

読み始めて知るのですがこの方、めちゃくちゃ真剣な昆虫学者なのです。
ただ文体はとてもライトで、非常に読みやすい構成になっていて、サクサク読み進めることができました。
常人には到底できない壮大な経験であるにもかかわらず、どこか著者に親近感を覚えるような印象を受けたのは、著者の文体および性格からくるものだろうなと思います。

目標に向かい、過酷な環境の中で真剣にバッタに向き合い続ける著者の姿を見ると、自然と応援したくなりますね。
読み終わった瞬間、「続きは!?」と妻に問い詰めてしまいました(笑)

この本自体は2017年に刊行されており、そもそも当時話題になっていたらしいので今更紹介するのも憚られるのですが、ぜひ色んな方に手に取ってほしい1冊です。
ここまで万人におすすめできる作品もあまりないかもしれないですね。
(バッタの写真がたまに出てくるので、そこだけ要注意。ハリネズミの写真も出てくるので、プラスマイナスがゼロに…ならないか。。。)


あとがき

久しぶりに軽めの本を読んで、やはりこのくらいの本も定期的に読まないと息が詰まってしまうなと思いました。
私は学術書のような、少し難解な本を好む傾向にあるのですが、それらの本に向き合うには少々リソースを割かないといけないので…。
そもそも読書力や、読書に充てる時間をもっと作らないといけないんですけどね。

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