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ラグビーの教科書〜ADVANCED編〜

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アドバンス編ではラグビー上級者向けの記事で構成されています。主にラグビープレーヤー向けのスキルが上達するための記事と、ラグビーIQを高めるために効果的な記事が詰まっています!ラグ… もっと読む
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記事一覧

キックのすゝめ

『キック考察部屋』と題しまして過去7回にわたって、僕を含む4名でキック全般について討論してきました。 この記事の製作期間はなんと2か月… Instagramにてメンバーを募集してはや2か月が経過しました。 毎週のように集まり討論していきましたが、当初は僕自身のアウトプットの場かなと感じていました。 ですが、回を深めるごとに皆の意見が活発になってきました。 それにより僕自身も本当に多くのことをインプットすることができました。 〇はじめに「キックとは」を調べると、もちろん

ラグビーのパスを徹底分析

こんにちは! noteをしっかりと更新することが久しぶりな岸岡です。 今回はパスの徹底解説という事でTwitterにも掲載した動画に関して分析を行っていきます。 今回は自分自身のパスをスローモーションで撮影してみました。 大前提として僕自身のパスは自己流です。 その投げ方は以前noteの記事にしていますので、興味のある方はそちらをご覧ください! 〇技術の進歩の恩恵唐突にこのような目次を書きましたが、今回の記事とこの内容がどのように関わってくるのでしょうか。 今回は

Simple is the Best!!

Hello everyone. I'm Tomoki Kishioka!! This article is continued from last time. If you have not read the previous article, please read from the following. I believe that there are some learning from this article itself, so please read to

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note×アスリート

こんにちは岸岡智樹です!! 今回はこれまでと違った記事を書いていきます。 これまではラグビーに関わる記事を書いてきましたが、今回はこのnoteとそれを利用しているアスリートにまつわる記事を書いていきます。 今回のヘッダー画像はこちらの記事でもお世話になった藤村美杏さんにお願いしました! ということで本題に入っていきます! 探してみるとこのような記事もありますが、今回は僕の中でのnoteの良さを紹介させていただきます。 ・気軽さ ・SNSとの連携が簡単 ・これまでの人

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高校・大学日本一から学んだ7つのこと

こんにちは、岸岡智樹です。 今回は第3回有料記事として僕自身のラグビー人生の中でも最大の実績となる日本一に関しての話になります。 今回もstand.fmを使って視覚と聴覚を使って楽しんでください! いきなりの質問になりますが、皆さんは生涯で日本一というタイトルを獲得したことはありますでしょうか? ここで Yes と答えられる人はほんの少しだと思います。 当たり前のことですが、日本一というのは日本で1人(チーム単位だと複数人いますが)しかいません。 なので、競技、種

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岸岡智樹流キャッチパスの極意

みなさんこんにちは!岸岡智樹です。 今回は有料記事第2回となります。 かなりボリューミーな内容なので心して読んでいってください。 今回もstand.fmを使って音声と文字でお送りします。 その使い方がわからないという方はこちらを参考にしてください! _________________________ ◇超重要この記事の読み進め方 1. stand.fmをバックグラウンド再生する。 2. 音声と一緒に記事を読む(このとき、twitterのリンクはまず触らない)

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ドロップキックの教科書

今回はドロップキックについて書いていきます。 初の有料記事です。 内容に興味がある!うまくなりたいと思う方は是非読んでください!! 〇この記事を書く理由先日このような動画を目にしました。 林大成さん(@Hayatai12)のYouTubeに Japan Elite Kicking でお馴染みの君島良夫さん(@Yosh_10)がコラボされている動画です!! YouTubeの内容としては『ドロップキック』についてでした。 実はこのドロップキックは僕の得意とする分野です!!

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大学日本一&裏話

この度は1月11日に新国立競技場で行われた大学選手権決勝で、12月1日に大敗した相手、明治大学に勝つことができ大学日本一に輝くことが出来ました。 この4年間これだけを追い求めてきた僕であり、早稲田ラグビーとして最高の結果を残すことができ、本当に嬉しく思います。 いかにして、この大学日本一を成し遂げたのか。なにを準備したのかについて書いていきます。 また、多くの質問をいただいたことの一つとして前半のDGについてなど回答していきます。 〇大学日本一奪還関東大学ラグビー対抗戦

プロラグビー選手・金正奎が語るリーダーシップの在り方

ラグビーワールドカップの解説等を最近は投稿してきました。 今回は9月30日に行われた、第1回リーダーアカデミーについて書いていきます。 受講者である僕がこうしてnoteに書こうと思った理由はただ一つ。 一人でも多くの人に共感してしてほしいから。 ただそれだけです。 リーダーシップと聞くと、スポーツ界ではキャプテンが率先して意識していることのように考えられがちですが、プレーヤー全員に当てはまることであること、また、スポーツだけでなく社会に出たときにも通ずる内容でした。 その

モールの機能

今回はモールというプレーの機能について書いていきます。 先日以下のツイートを目にしたので、今回はこの内容にすることにしました。 ■モールの定義まずはモールというプレーの定義を確認していきます。 このツイートと違う表現をするならば、『ボールキャリア+双方1名以上が密集になっている状態(ボールは空中にあること)』がモールの成立条件になります。 よく見かけるシーンとしてはラインアウトモール、KOレシーブ、ゴール前のリモールがあります。 ■モールの利点・FWを1か所に集めるこ

50:22の試験的ルールの考察②

今回は前回の続きで実際に50:22の試験的ルールが及ぼす影響について書いていきます。 前回の内容を見ていない方は是非先に見てみてください。 World RugbyのHPに記載されている中で下記の内容が50:22の試験的ルールの内容になります。 50:22 kick proposal. If the team in possession kicks the ball from inside their own half indirectly into touch insi

50:22の試験的ルールの考察①

今回は先日、World RugbyのHPに書かれていた内容の考察を学生ラガーマンである僕が行い、それに対する意見を書いていきます。 主題にある55:22の試験的ルールに対する考察は次回の②で行います。 今回は、この試験的ルールが提案された理由について紹介していきます。 ■ラグビーにおけるさらなる障害予防への提言先程のHPの見出しは日本語で上記のようになっています。ここにもあるように障害予防がこの後に出てくるルール修正の提案の中核となっています。 World Rugby

【ラグビー】ハンドリングスキル(キャッチ編)

団体スポーツで1チーム当たりの競技人数が最多であるラグビー。 楕円球を扱い、前進してトライを決め得点を取り合うスポーツだが、パスは後ろにしか投げることができないというなんとも変わったスポーツ。 そんなラグビーはフットボール的要素も兼ね備えるが、実際はほとんどが手でボールを扱う場面が多い。今回はそんなラグビーのキャッチングスキルについて書いていきます。 パスを行う前提段階の話をしていきます。 ラグビー界ではよく『パスはキャッチから』という単語を耳にします。 少し畑違いでは

2018年早慶戦55mドロップゴールの秘話

まず一度動画をご覧ください。 Twitterにて質問箱を初めてはや10日ほど経過しました。 質問の多くが「パス」「キック」に関することでした。 その中でも多数の質問としてこのドロップゴールに関する多くの質問をいただいたので、投稿2回目ですが、このシーンの秘話を書くことにしました。 ■なぜドロップゴールを蹴るに至ったか?・時間および点差 ・気候 ・ルール理解 の3点が要素として挙げられます。 ●時間および点差先程の動画をよく見ていただけるとわかりますが、このシーンは