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はじまり

茶道を始めた時に、禅のお坊さんと出会う機会があり、その時に教えてもらったことがあります。

「茶道の稽古も、禅の修行も、部屋の掃除も同じ」

思えば、この言葉に何かを感じて20年余り茶道を続けていたように思います。

このお坊さんと出会った頃は「茶禅一味」という言葉も知らず、ただ何かこの言葉が引っかかって、自分が一体何に引っかかっているのか、引っかかっているのか、惹かれているのか、それすらも自覚せず、ただ純粋な興味で稽古に励んでいたと思います。

茶道をすると、美しい所作やマナーが身に付くとよく言われますが、そんなことには全く興味なく(もちろん勝手に身につきますが)、ただ茶道の稽古とは何を目指しているのかを知りたかったのが私の茶道のはじまりです。


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