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12月エッセイ

 3年振りに東京へ行ってきた。12月に入ってから精神的に仕事がハードモードに入っていたので、自分を労う意味も兼ねたプチ旅行である。今回の旅の目的は関東圏に住む友達に会うためだ。約2年ぶりに会うことになった。

 東京駅に降りると、信じられないくらい人がたくさんいた。すれ違う人たちそれぞれに生活があるのだと思うと、なんだか不思議な気持ちになった。

 東京駅の写真をどうしても撮りたくて、丸の内?の方へと出た。夜に東京駅へ行ったのは今回が初めてだった。テレビでしか見た事のない、綺麗にライトアップされた東京駅を目の当たりにし、思わず「うわぁ!」と言ってしまった。笑

 自分の他にも駅の写真を撮っている人、自撮りをする人がたくさんいた。普段は周りの目を気にして自撮りなんてしたくない。だが、東京では全く気にならなかった。人口が多いが故に、「いろんな人がいていいんだ」という雰囲気があるような気がした。

 それぞれの生活があり、様々な価値観をもっている。良くも悪くも自分の人生を生きている。例えるなら武道のような個人競技の団体戦のような感じだ。サッカーやバスケットボールのように全員でパスを繋いで同じゴールを目指すのではなく。

 令和になってから4年目、もっと時代に合った価値観・生き方が受け入れられるべきだと思う。個人競技のように、自分のために生きていたい。周りの目を気にしないで、風のように自由でありたい。無理だと思ったら仕事を辞めてもいいし、どこか見知らぬ場所で全然違う仕事を始めたっていい。転職だって気が済むまですればいい。それを他人がとやかく言う必要はない。だって個人競技なのだから。

 2年ぶりに会った友達は、関東で個人プレイヤーとして生きていた。

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