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最近のテンションラバーはバックスイングがいらない

プラスチックボールに変わる前から卓球をやっていて、しかもスピードグルーを使っていなくて、最近また卓球を再開してとりあえず今どきのテンションラバーを買ってみたものの、ドライブが入らずパニック状態の人に伝えたいことがある。

最近の裏ソフトのテンションラバーは、ドライブを打つときにバックスイングがいらない。

ラバーの進化により、ラケットを水平に振ってもボールがまっすぐや下ではなく上に飛ぶので、ノングルーの高弾性ラバーのように、しっかりバックスイングをとって下から上に振ったらドライブは確実にオーバーする。ラバーの性能が上がりまくっているので、ループでもパワードライブぅぅでも、まっすぐ振るイメージで打っていい。弾道の調整はスイングの方向よりもラケットの角度で行うと考えてほしい。

ドライブは体勢を思いっきり低くして、ラケットを地面につくぐらいの位置から脚の爆発力で斜め上に振る!というように教わった自分のような人にとっては、まっすぐに振ってドライブが入る、回転がかかるというのは信じられないと思うが、だまされたと思って試してみてほしい。なお、今も体勢を低く保つのは重要である。

昔の感覚を今風に言えば unlearn するためにも、バックスイングをとらないぐらいの意識にしてしまっていいと思う。もちろんさすがに全くバックスイングを取らずに手先だけで振ったらいいドライブは打てないが、ラバーが勝手にボールをつかんで強くはねかえしてくれるので、バックスイングは利き足の横ぐらいまでで十分で、打球点も結構前めでいい。むしろ、以前のように、バックスイングをしっかりとって、ボールを引きつけて体の横ぐらいでループを打ったらオーバーするか、オーバーしないように力を弱めた結果高くて浅いループになりカウンタースマッシュの餌食になって終了である。

最近のトップ選手の動画を見てもらえればすぐ分かると思うが、背中の後ろまで思いっきりバックスイングして、汗を飛び散らせながら全力でドライブを打っている選手はいない。

自分自身、プラスチックボールに変わってからもある程度定期的に練習していたが、コロナ禍で2年ほど全くやらなくなり、久しぶりに再開したときは、以前と同じように打っているはずなのにドライブが全部オーバーしてしまい、どうにも直せず訳が分からなくなった。

自分は一応裏面も貼ってるペンドラで、再開したときは、コロナ前から使っていたアームストロングの鳳凰というラケットのカセグリップタイプに、それまで使ったことがなかったニッタクのファスタークG-1の特厚をフォア側に貼った。

久々に練習したので足がついてこないこともあったが、それにしてもドライブを普通に打つと全部オーバーするので、強く打ちすぎなのかと思って弱く打とうとしてもまたオーバーしたり、今度は弱くしすぎて全くラケットが振れずカス当たりになったりして散々だった。

社会人の強みを活かしてお金を払ってコーチのレッスンを受けたが、そんなにこすろうとしないでラバーに食い込ませてから最後にかける感じですと教わっても、偏屈な自分は、いやいや、ボールがラバーに当たるのは一瞬なのに食い込ませてからかけるとか物理的に無理でしょっと思ってしまって、理解できなかった。

再開してから、なんとか月に2、3回くらいのペースで練習して、1年ほどたってようやく現代のテンションラバーでのドライブの打ち方、コーチが言っていたことが感覚としても分かり実践できるようになってきたので、同じように悩んでいる人がいたら参考にしていただければ幸いである。

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