いけむらそう

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イラク滞在記 4,18part2

文明の利器 ゲット一日に2つの滞在記を書くことになるとは、日々の生活が濃すぎる証拠である。 今日はパヤム小学校にWSをしにいった後に、類家氏とガスを買いに行った。 ここドホークでは、東京のような都市ガスではなく、ほとんどが付け替え式のプロパンガスだ。我々が住んでいる男子寮では、プロパンガスが切れており、この2週間コンパクトな炊飯器だけで、日々の調理を乗り越えて来た。 ただ日本よりもガスの重要性が高く、なぜならここイラクでは電子レンジが使えないのだ! 丁寧に書くと使える時間

    • イラク滞在記4.18 子供の好奇心を煽れ

      今日は菜穂子さんとランディとで、パヤム小学校へWSに赴いた。菜穂子さんが実際に行っているWSを見させてもらうことに。 めちゃめちゃ勉強になった。 スクールに着き軽くライブラリーを準備掃除したあと、小学生たちが登校してきた!菜穂子さんとランディさんとで子どもたちに挨拶をしていく。 このパヤム小学校は、周りの小学校とは少し異なり、クルド人自治区には珍しい、アラビアの学校だ。アラブの国から避難された方や、アラブ人の子どもが登校してきており、学校から遠いところに住んでいる児童もい

      • 「死なれちゃった後で」を読んで。

        前田隆弘 死なれちゃった後で 著者、前田隆弘さんの周りで起きた死のエピソードが続くオムニバスエッセイ。人の死を消費している背徳感を読み始めたばかりの時は感じていたけど、読むにつれて文章が面白過ぎて、ページを捲る手が止まらなかった。 『死の可能性は24時間体制で稼働しているのだ〔中略〕死は時としてその言葉を完膚なきまで叩きつぶすくらいの暴力性をともなって現れる。人知の及ばぬ範囲からやって来る。』 僕も去年の十二月に母方の祖父を亡くし、あまりに突然すぎる訃報に打ちのめされた。

        • イラク滞在記 2024.4.8「子は鎹(かすがい)」

          イラク滞在記 2024.4.8 今日は朝から、類家さんとランディさんと共に難民キャンプへ赴き、絵本の読み聞かせと演劇ワークショップを行った。 大学時代に、さまざまな応用演劇のWSを企画をプランニングをしていたが、まさか初の実践の地がイラクとは。  今回伺ったのは、シリアから逃れてきたクルド系シリア人が多く住んでいるキャンプで、PCPも、初めて赴くキャンプだ。  2011年のシリア内戦の年から開設されたこのキャンプは、難民キャンプ特有のテントやコンテナなどの建物ではなく、コンク

        イラク滞在記 4,18part2