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最後の松坂世代和田&小さな大投手石川 二人合わせて83歳

24日㈫から始まったプロ野球セ・パ交流戦は今日で6戦目となる。6連戦だ。
明日は試合がないと思うと少し気持ちが楽になるのは選手だけではないはず…(笑)

デイゲームの試合開始時間は、理由は分からないが14時の日もあり13時の日もある。各球場で時間が違ったりするので、複数の試合をチェックする場合は注意が必要だ。
今日はイーグルス対スワローズ、ホークス対カープを見ていてどちらも13時プレイボールだった。

14時開始と思い込んで遅めの昼食をとっていたら、TOKYO MXテレビで"見るだけ予約"していたホークス戦が始まり、慌てて野球速報を開くこととなった。
本命スワローズ戦は我が家のテレビでは見られないので、スマホでの観戦となる。


石川雅規 6先発で投球回32.2 

対イーグルス3戦目を2連勝で迎えたスワローズ。連勝したことで初戦・2戦目に比べ少し楽に試合を見ることができた。
先発は"小さな大投手"石川雅規。
これまで5試合に先発し、2勝2敗という成績だ。
5試合ということは、昨シーズン、元・スワローズ雄平さんの引退試合にリリーフ登板していなければ、連続先発登板のプロ野球記録に並んでいたことになる。
あの日神宮球場で試合を見ていたのだが、石川先輩がリリーフで出てきたときは泣きそうになった。あんなに熱い友情登板は見たことがない。

勝ち星こそ伸びていないが、3/30ジャイアンツ戦で6.2回、4/23タイガース戦で6回、その他3試合を5回、と毎試合しっかり試合を作っている。
昨年は日本一となったものの、「先発が厳しい」と毎年言われ続けてきたチームにとって、最年長投手がこれだけ頑張っていると投手陣全体の士気も上がるだろう。
石川投手は42歳ということもあり、中6日ではなくだいたい10日で投げているが、しっかりローテーションを守っていると言えると思う。何より内容がいいので文句のつけようがない。

120km台のストレートと多彩な変化球

石川投手は167cm、73kgと小柄だ。
スワローズOBの宮本慎也さんは、「167ないんじゃないかな?」とどこかのYou Tubeチャンネルで言っていた。
少し大きめに公表しているのか、測り間違えたのか、ちょっと縮んでしまったのか(笑)、それは分からないが、小さいながらもデカいバッターたちに立ち向かっていくその姿からいつも勇気をもらった。
今日も130kmに届くか…というストレートと、カットボール・スライダー・シュート・シンカーと多彩な変化球で打者を打ち取っていく。
映像ではなく野球速報だが…、コースを見ているとしっかり低め・隅に投げていて「相変わらずのコントロールだな」と思った。

石川投手の影響か、それとも高津監督によるものか、スワローズ投手陣はシュートやシンカーを投げるピッチャーが多い。
剛腕で三振を奪いまくるピッチャーは魅力的だが、これらの変化球で詰まらせるピッチャーは球数が少ないという利点がある。
そうなると、テンポが良くなるので見ていて気持ちがいいものだ。


今日も5回を投げきるも…

初戦・2戦目とは打って変わり、今日は沈黙のスワローズ打線だった。まさに黙りだった。イーグルスの則本投手が良かったというのもあるが、大きな見せ場は9回表の村上選手の15号ソロホームランのみだった。

石川雅規 5回 84球 被安打3 奪三振2 四死球3 失点1
残念ながら石川投手は勝利投手になれなかった。

エース則本投手と投げ合い、5回を終わってスコアは 楽1―0ヤ というナイスピッチングだった。今日も試合を作ってくれた。
球数が84球ということで、「6回はどうする?」と思っているとコール投手と交代となった。

コール投手が6回を、大西投手が7回・8回を投げ、登板は3人のみだった。
暑くなってきて疲れも溜まっているだろうブルペン陣を休ませることができた。
負けた日こそポジティブにいきたい!
前も言ったが、3連戦・2勝1敗で凹んでいるなんて"贅沢な悩み"だ。

楽 3―1 ヤ 
敗戦投手 石川雅規 2勝3敗0S


こちらも大ベテラン和田毅

同時刻からPayPayドームで行われた試合は、ホークスが同一カード3連勝という結果になった。
ホークスは層が厚いとは聞いていたが、離脱者が出ても知らない若手が出てきて「本当にスゴいな」と思わされる。しかもその若手が決してただの穴埋めではなく、しっかりと仕事をしている。
6/10㈮から敵地で行われるホークス戦。
「今から心配してもしょうがない」
とは分かっているのだが、どうしても不安になってしまう…。

話を戻してホークス対カープ。
ソ 8―0 広 勝利投手 松本裕樹 2勝0敗0S

個人的注目ポイントはやはり先発和田投手だった。"最後の松坂世代"と呼ばれる41歳だ。
スワローズ石川投手もそうだが、やはり同年代が頑張っているのを見るとオジさんはテンションが上がり黙っていられなくなる。

結果、和田投手は3.2回を投げたところで左足に違和感を訴え降板となった。それまで無失点に抑えていただけに残念だった。

和田毅 3.2回 62球 被安打2 奪三振3 四死球0 失点0

ピンチを招いてマウンドを降りるも、勝ち投手となった松本投手がナイスリリーフで相手に得点を許さず自責点はつかなかった。
和田投手が無事であることを願い、近い将来石川投手と同日勝利投手となってほしい。


見たかった初"きつねダンス"!

和田投手がマウンドを降りたので、チャンネルをテレビ朝日に替えた。
ここではファイターズ対ジャイアンツの試合が放送されていた。
杉谷選手と中田選手の戦いにも興味があったが、なんだか各地で話題となっている"きつねダンス"がどうしても見てみたかった。

いつやるのか…、5回前か7回前か…とテレビの前でソワソワしていた。
トイレに行きたいが、"トイレに行くと試合が動く"というのはあるあるなので我慢していた。
すると、4回開始前にダンスが始まった。「テレビ放送の時間を考えてこのタイミングなのか?」と思ったりしたが、神宮球場でも4回の攻防前にPassionのダンスが行われる。マスコットやダンスチームが登場するのは5回前か7回前という印象が僕のなかで強かったが、そういうわけでもないらしい。にわかで申し訳ない。

「きた!」と身を乗り出してはみたものの、急に画面が切り替わり副音声で出演していた"ガンちゃん"こと解説者の岩本勉さんが踊る姿が映し出された。
「あんたじゃない!」と思っても、画面には岩本氏。しかも変顔で踊っている。
こうなるともう、画面がFIGHTERS GIRLに戻っても頭に入らなくなっている…。

きつねダンスはYou Tubeで見ようと思うが、それを見たら岩本氏のダンスを思い出しそうで少し怖い。
彼が悪いなんてことは全くないが、テレビ局はもう少し需要について考えてほしいと思った。"きつねダンス"がどれほど求められているかは、番組に多数寄せられていたツイートを見れば分かるだろう。
重ねて言うが、岩本氏は悪くない。

スワローズ戦のハイライトは、少し酒を飲んでから見ようと思う。
今日セ・リーグは全敗だったし…。
払拭されかけていたトラウマが蘇る。
パ・リーグ怖っ!

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